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毎日飽きずに英語に触れよう

留学を目指しTOEFLやIELSTに格闘している学生や社会人、仕事のためにTOEICを勉強している大学生から大人まで、上がらない英語力、スコアにうんざりしたり、単調な英語の勉強に飽きてしまったりすることがあるだろう。
机に座ってする勉強に飽きた時は、楽しい英語に触れれば良いじゃない。語学は単調に勉強するよりも、楽しんで、脳ミソを酷使しながら学んだほうが身につきやすい、と思う。
今日は、英語学習に役立つツールを30個以上用意した。



読む:リーディング強化におすすめツールとサイト

英語の基本は読む力と聞く力。読む力を上げるためには読む絶対量を増やす必要がある。
Kindle
Kindleで読んだことのある日本の本を英語で読むことをお勧めする。
Kindleは辞書機能があり、電子辞書は不要、そして調べた単語は単語カードに記録・蓄積されるため、紙の本を読むよりもフラストレーションがたまらない。
WEB サイト
(1) 英語を学習


(2) 英語で学習・自然科学系

(3) 英語で読む・ニュース


≫参考:【完全版】無料で読める英語ニュースサイトまとめ30選(アプリも!)
(4) 英語でドキュメンタリー鑑賞

洋書・漫画


聞く/観る:リスニング強化のおすすめツールとサイト

英語の基本は読む力と聞く力。勉強に飽きた時も、リスニング。最初は聞き取れなくて辛いかもしれないが、英語の教科書よりは興味が持てるものもあるだろう。
NHK World
The Economist

難易度:★★★☆☆
タダでEconomistの一部をダウンロードして音声視聴できるアプリ。純粋なニュースではなく、雑誌なのでTime Mobileよりも面白いかもしれない。
TED

難易度:★★★☆☆
言わずと知れたプレゼーテーションサイト。タダ。アプリ版もおすすめ。
洋書を聞く

難易度:★★★☆☆
洋書を読んで読解力をアップしたら、今度は聞いてリスニング力をアップしたい。
一度読んだことのある本や、気になっている洋書をAudibleで聞き込もう。

英語でドラマ・映画を見よう

難易度:★★★★☆
英語のドラマ・映画を、日本語字幕なし、又は英語字幕で見よう。



英語で授業を受ける

難易度:★★★★★
無料でハーバードやスタンフォード、MIT等の有名大学の授業が受講できる。難易度はネイティブが受けるレベルなので高い。ほとんどタダ。
中には、ETSが提供するTOEFLや語学学習者用の授業もあるため、初心者も受講可能。スクリプトも確認可能。



話す:スピーキング力を磨くおすすめツールとサイト

話す練習は一人では難しい。話せるようになりたければ、もっと話す、それしか方法はない。
短くても毎日なんとか話す時間を作ることも重要である。
オンライン英会話
DMM英会話、レアジョブ英会話は、月5,000円程度で毎日25分のプランが売り。
ネイティブキャンプは、月5,000円程度でまさかのやり放題。しかし、先生は選べない。初回の先生と毎日自己紹介をする必要はありそうだ。
ビズメイツは若干高額だがビジネス英語に特化しており、大人の英語学習者には検討の余地がある。
スカイプ英会話無料体験



発音を鍛える


書く:ライティング向上におすすめツールとサイト

Language Exchange
英語ネイティブで日本語を勉強をしたい人と、言葉を教え合う。
実は、外人で日本語を勉強したい人は、日本に興味があるだけでほとんど日本語ができないというパターンがあり、一方的に英語の勉強ができてしまうケースも多い。基本タダ。
いくつかおすすめのランゲージエクスチェンジのコミュニティを紹介する。
≫参考:HelloTalk(ハロートーク)歴3年超の私が言語交換のコツを解説
(2) Conversation Exchange
完全無料。伝統的なlanguage exchangeのサイトだ。メールで文通、スカイプでチャット(会話も含む)等、言語と媒体を指定して友達を探す。
誰も読んでくれない英作文よりも、相手のいるメールの方が、やる気が出るのではないだろうか。
(3) MyLanguageExchange.com

こちらは有料サイト。興味を持った相手に無料でイイね(Hi)を送る。有料会員でないと、こちらからメールは送れない。
しかし、プロフィール欄に自分のアドレスを書いておけば、自分に興味を持った相手からメールが送られてくるため、無料でネイティブとやりとりすることができる。


Grammarly
基本無料でスペルミスはもちろんのこと、動詞の単複やaやthe、複数形などの基本的なミスを添削してくれるサービス。
英語日記やエッセイ、メールの英文法チェックで活用したい。
英語勉強のためには無料版でも十分のため、一度便利さを体験して見ることをおすすめする。
DeepL
DeepLは無料の翻訳ツール。Google翻訳よりも自然で正確な翻訳を作ってくれることで話題になった。
DeepLは英語→日本語の翻訳で長文読解の助けになるだけでなく、日本語→英語で翻訳された例文から新しい表現やフレーズを学ぶためにも適している。
ラングリッジエクスチェンジでメールやテキストを瞬時に翻訳するのにも便利だ。
≫参考:【自動翻訳】DeepLの翻訳精度を11項目で徹底検証(英語学習への活用法も)
【おまけ】初心者におすすめ!日本のニュースサイト






日本のニュースを英語学習に使うメリット
いくつか利点はあるが、まずは時事英語を学べることだ。現在話題になっているキーワードや、政治経済の専門用語など、ニュースならではの英語を学ぶことができる。
時事英語に関しては、英和辞書よりもネットで意味を検索してみたほうが、しっくりくる訳を見つけられるかもしれない。
もう1つの利点は、英語に多少不安がある人でも内容を理解しやすいこと。たとえばアメリカのニュースサイトCNNなどで記事を読んでも非常に良い英語学習になるのだが、記事の内容にまったく馴染みがないと理解するのが難しくなる。
その点、日本のニュースなら多少内容が推測できるので、英語も理解しやすくなる。
英語でニュースを理解できるか不安、という方は、まずは日本のニュースから始めてみよう。自信がついたら、ぜひ海外のニュースサイトにも挑戦してみてほしい。
ここで紹介する8つのサイトではどれでも、国内、政治、経済、スポーツなどに関するニュースを読むことができる。英語でニュース記事を初めて読む人が分かりにくいと感じるのは、記事のタイトルかもしれない。
記事のタイトルは、短い文でその記事の内容を伝えるために、普通の文なら必要な語が省かれている場合が多い。だから一見分かりにくく感じることが多いのだが、慣れてくればきちんと理解することができるようになる。
政治に関心があるとか、スポーツニュースが好きとか、人それぞれ好みはあると思うのだが、語彙を広げるためには、色々なジャンルのニュースを読んでみよう。日本語ではよく使う言葉でも英語では知らなかった、という発見も意外と多いはずだ。
各ウェブサイトの紹介では、それぞれのサイトの特徴的な特集やカテゴリーを取り上げてみたので、興味のあるサイトをチェックしてみてほしい。記事1つ分の文章量はそれほど多くないので、ぜひ日々の生活に取り入れてみよう。
おすすめサイト8選
The Japan News

The Japan Newsは読売新聞が毎日発行している英字新聞である。読売新聞は1874年に設立された。長い歴史を持ち、発行部数も多い。
The Japan Newsは1955年にThe Daily Yomiuriという名前で発行を開始し、2013年に現在の名称に変更された。最新で、信頼のおける日本のニュースを世界中に届けている。ワシントンポストなど海外メディアとのネットワークもある。
政治、社会、ビジネス、スポーツなど、日々の日本のニュースを英語で読むことができる。スポーツニュースは海外スポーツに関する記事が多いので、スポーツ好きの方は英語を練習しながら、様々なスポーツ情報を得られそうだ。
ニュースだけでなく、コラムや特集記事も充実している。特集記事はニュース記事よりも文章量が多めなので、リーディング量を増やしたい方にはぴったりだ。様々なトピックの英文を読む、良い機会となるだろう。
The Asahi Shimbun

朝日新聞社のウェブサイトである。朝日新聞は1879年創刊という長い歴史を誇る。事実を丁寧に伝えることはもちろん、冷静な批判と分析、明確な立場を示す論評を掲載している。
国内ニュース、政治、ビジネス、スポーツなどに加えて、『文化』『旅行』『アジア』といったカテゴリーの記事が面白い。
『文化』では映画情報や監督へのインタビュー、漫画やアニメに関する記事などが掲載されているので、興味のある方はぜひ読んでみよう。
特に、日本の漫画やアニメが好きという外国人は多いので、こういったトピックを英語で話せるようになっておくと会話が広がりやすい。
『旅行』では日本の観光地などに関する記事が多く掲載されており、観光関連の語彙力を増やすことができそうだ。日本を訪れる外国人とやり取りをする機会が多い方には、役立ちそうな記事が満載だ。
JAPAN TODAY

Japan Todayは2000年9月に立ち上げられたオンライン新聞である。東京を拠点として、日本と世界の最新ニュースを届けている。
内容は国内ニュース、政治、エンタメ、ビジネス、テクノロジー、スポーツなど様々だ。セレブや社長などへのインタビュー記事も多い。
ニュースが様々なカテゴリーに分類されて掲載されているのだが、その中には『犯罪事件』というカテゴリーもある。日本語では毎日のように聞いている事件に関する言葉も、英語では知らない人も多いのでは?英会話教室などでは習うこともあまりないので、ニュース記事を読んで勉強してみよう。
クライムミステリーなどの洋書や、ハリウッド映画、海外ドラマにはこうした英単語が数多く登場するので、知っていると内容がずいぶん理解しやすくなる。
NHK WORLD-JAPAN

NHK国際サービスのウェブサイトである。NHKは言わずと知れた日本の公共放送。そのNHK国際サービスは、日本とアジアの最新情報を、テレビ、ラジオ、インターネットを通じて世界に届けている。
このウェブサイトの大きな特徴は、日本のニュースを英語で読むことも、ニュース動画を英語で観ることも、両方ともできるということだ。読みたい記事をクリックすると、ページの上部に動画があり、その下に記事が英語で書かれている。
動画で話される内容と英文は同じではないが、リーディングもリスニングも1つの記事で学習できるのは嬉しい。また、リーディングにあまり自信がないという方でも、映像を観ることで内容が推測でき、学習の助けとなるのではないだろうか
?国内ニュースからアジア、海外まで、幅広い内容が取り扱われているので、様々な英語に触れることができる。
The Japan Times

The Japan Timesはジャパンタイムズ株式会社が発行している新聞である。この企業は他にもThe Japan Times On SundayやThe Japan Times Alphaの発行や、英語と日本語の書籍の出版を行っている。
意見欄や、生活に関する情報、文化、観光情報など、最新ニュース以外の情報も充実していることが特徴だ。
『City Guide』というカテゴリーでは、日本各地のイベント情報、レストラン、映画、観光情報を英語で読むことができる。日本の伝統行事を英語で説明する時など、とても参考になりそうだ。
また、『Life』のカテゴリーには、食、デザイン、ライフスタイルなど様々なテーマの記事が掲載されており、新聞というだけではなく雑誌のような雰囲気。毎日違うトピックを読めば、飽きずに英語学習を続けられるのでは?
The Mainichi

毎日新聞の英語版ウェブサイトである。政治経済に関するスクープや、社会問題に対する独自の調査などを伝えている。毎日新聞は新聞協会賞編集部門を30回受賞するなどの実績を誇っている。
たくさんあるカテゴリーの中でも、特に英語学習に役立ちそうなのが『Video』カテゴリーだ。英語の記事とそのトピックに関する動画を観ることができる。動画は英文を読んでいるわけではなく、日本語の動画なのだが、動画の下に英語の字幕が出てくる。
普段、英語の動画を日本語字幕で観ることはよくあると思うのだが、その逆というのは珍しいのではないだろうか。日本語を英語字幕に置き換えるとこういう表現になるのか、と非常に勉強になる。もちろん、英文記事を理解するのが難しかった場合のヒントとしても使えるだろう。
もう1つ面白いカテゴリーが『Haiku in English』だ。毎日、投稿された英語俳句を読むことができる。
日本文化に興味のある外国人の中には俳句という文化を知っている人も多い。普段とは違う英語学習法として役立ててみてはいかがだろうか。
NIPPON TV NEWS 24 JAPAN

日テレNEWS24の英語版ウェブサイト。日テレNEWS24は日本テレビが制作しているニュースチャンネルである。ニュース速報にくわえ、天気予報や、地震、台風、津波といった自然災害に関する情報も豊富だ。
テレビ会社が制作しているウェブサイトなので、動画でニュースを観ることができる。リスニングを強化したい方におすすめのサイトだ。
ニュースはすべて英語で読まれる。英文自体は書かれていないが、ニュース動画を観ながら英語字幕をチェックすることができる。英語を聞きながら、目でもその内容をチェックすることができて便利だ。
ニュースは短いものだと1分半くらいで終わるので、これなら忙しい方でも生活の中に取り入れられそうだ。
BBC NEWS−Japan
イギリスのニュースチャンネルBBCのウェブサイトでも日本のニュースを読むことができる。
BBCはイギリスのみならず、ラジオ、テレビ、オンラインなどを通じて世界中にニュースを届けており、1億6千万人以上がそのサービスを利用していると言われている。
BBCのウェブサイト上で日本のニュースを扱っているページでは、カテゴリーを選択したりすることはできないが、現在特に注目されているニュースを英語でチェックすることができる。
興味がある記事ばかりを選ぶとどうしても語彙が偏りがちなので、新着ニュースをとにかく順番に読むというのも英語学習としてはおすすめだ。
それぞれの記事の文章量は割と多めなので、リーディング力を鍛えたい方は、ぜひ毎日1記事ずつ読むことを習慣にしてみてはいかがだろうか。




