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海外大学の出願準備は、高校の成績(GPA)・英語スコア・志望国や専攻選び・エッセイ・推薦状などを、出願締切から逆算して進めます。
高1・高2なら成績と英語力の土台づくり、高3なら出願できる国・大学と締切の確認が最初の一歩です。
スタートが遅くても、準備課程や別の入学時期を含めれば選択肢を組み直せます。
海外大学への行き方や国別ルートの全体像は「海外の大学に行くには?進学方法・費用・準備を解説」で整理しています。
この記事では、高校生がいつ、何を、どの順番で準備するかに絞って解説します。
日中英のトリリンガル・言語オタク。英語圏留学経験なしからIELTS8.0、TOEFL104、GRE322。コロンビア大学・ペンシルバニア大学・ニューヨーク大学・メルボルン大学教育大学院に合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。1児の母。
- 高1:高校の成績と英語の基礎を積み、興味のある分野を探す
- 高2:英語試験を一度受け、志望国・専攻・費用・進学ルートを比較する
- 高3:出願可能な大学と締切を絞り、推薦状や英文書類を学校へ依頼する
目次
海外大学の出願準備はいつから?学年別ロードマップ
海外大学進学の準備では、成績、英語スコア、志望国・専攻選び、出願書類、奨学金申請など、複数の準備を並行して進める必要があります。
まずは学年ごとに、どの時期に何を優先すべきかを確認しておきましょう。
| 学年・時期 | まず始めること |
|---|---|
| 高1 | 定期テストを優先し、毎日の英語学習を習慣にする |
| 高2 | TOEFL・IELTSを一度受験し、志望国を比較する |
| 高3春〜夏 | 候補校ごとの出願条件・締切・必要書類を一覧にする |
| 高3秋〜冬 | 一番早い締切から逆算し、推薦状・エッセイ・英語スコアを提出する |
| 合格後 | 回答・デポジット期限を確認し、ビザと滞在先を手配する |
高1|成績と英語の土台を作る
高1の段階では、志望国や志望校を決めていなくても問題ありません。
海外大学出願では高校の成績が重要になるため、まずは授業や定期テストを大切にし、安定した成績を維持しておきましょう。
英語力は短期間で伸ばすのが難しいため、単語・読解・リスニングといった基礎を積み上げておくことが重要です。
ここで土台を作っておくと、高2・高3でのTOEFLやIELTS対策がスムーズになります。
同時に、「何に興味があるか」を広げておくことも大切です。
授業、探究活動、読書、イベントなどを通じて関心のある分野に触れておくと、後の専攻選びやエッセイ作成に役立ちます。
高2|志望国・専攻・進学ルートを絞り始める
高2は、海外大学進学に向けた準備を具体化していく時期です。
まずはTOEFLやIELTSを一度受験し、自分の現在地を把握しましょう。目標スコアとの差がわかると、今後の学習計画を立てやすくなります。
同時に、志望国・専攻・進学ルートも少しずつ整理していきます。
まだ出願校を1校に絞る必要はありませんが、国ごとの制度、費用、入学要件を比較しながら候補を絞っておくと、高3での準備がスムーズになります。
高3春〜夏|志望校を絞り、必要書類を準備し始める
高3春〜夏は、志望国や専攻の方向性をある程度絞り、出願する大学を具体的に決めていく時期です。
候補校が見えてきたら、各大学の出願条件、締切、必要書類を確認し、出願に向けた準備を始めましょう。
エッセイや志望理由書は、一度書いて終わりではなく、何度も見直しながら仕上げていく必要があります。
また、推薦状や英文成績証明書は、学校や先生の協力が必要になるため、出願直前ではなく早めに相談しておきましょう。
この時期に出願校と必要書類を整理しておくことで、高3秋〜冬の出願時期に慌てず対応しやすくなります。
高3秋〜冬|出願・奨学金申請を進める
高3秋〜冬は、実際に出願を進める時期です。
オンライン出願フォームの入力、エッセイの提出、成績証明書や推薦状の送付、英語スコアの提出などを、大学ごとの締切に合わせて進めます。
出願校ごとに、出願締切、必要書類、英語スコア提出期限、奨学金締切を一覧で管理しておくと安心です。
合格後|ビザ・滞在先・渡航準備を進める
合格後は、進学先を決定し、入学に向けた手続きを進めます。
入学意思を示すためのデポジット支払い、学生ビザ申請、滞在先の手配、航空券、海外保険、予防接種、学費の支払い方法などを確認していきます。
学生ビザの申請には、入学許可書、残高証明、パスポートなどが必要になることが多いため、保護者とも早めに情報を共有しておきましょう。
合格した後も準備は続きます。
入学直前に慌てないように、大学から届く案内を確認しながら、一つずつ手続きを進めていきましょう。
出願時期は、国や大学、入学時期、進学ルートによって異なるため、志望校が見えてきたら、必ず大学ごとの出願方式や締切日を確認しましょう。
国別の出願時期の目安は以下の記事も参考にしてください。
海外大学出願で必要な準備|優先順位と着手時期
海外大学出願では、成績や英語スコアのように積み上げが必要なものと、推薦状のように学校へ依頼するものがあります。まずは「いつ動き始めるか」と「最初の行動」を整理しましょう。
| 準備項目 | 動き出す時期 | 最初にすること | 詳しい解説 |
|---|---|---|---|
| 高校の成績(GPA) | 高1から | 日々の授業と定期テストを優先し、志望専攻に関係する科目も意識する | GPAの目安と換算方法 |
| 英語スコア | 高1〜高2 | TOEFL・IELTSなどを一度受験し、必要スコアと提出期限との差を確認する | TOEFL対策/IELTS対策 |
| エッセイ | 高2〜高3 | 授業・探究活動・読書など、専攻への関心につながる経験を記録する | 留学エッセイの書き方 |
| 推薦状・学校書類 | 高2〜高3前半 | 相談する先生を決め、英文成績証明書の発行期間も学校へ確認する | 推薦状の依頼方法 |
| 課外活動 | 高1〜高2 | 活動数より、取り組んだ理由・役割・学んだことを記録する | 課外活動の具体例 |
| 奨学金 | 高2〜高3前半 | 大学出願とは別の締切・追加書類・家計書類がないか確認する | 志望校ごとに公式情報を確認 |
高1・高2では、後から挽回しにくい成績と、伸ばすのに時間がかかる英語を優先します。高3では、推薦状や英文成績証明書など、学校の協力が必要な準備を先に動かしましょう。
国や大学によって評価項目は異なります。国別の入学条件や直接入学・準備課程の違いは「海外大学の受験方法|9か国の入試制度・進学ルート」で確認できます。
高3からでも間に合う?残り時間別の選択肢
海外大学進学は、早く準備を始めるほど選択肢が広がります。
ただし、高3から考え始めた場合でも、すぐに諦める必要はありません。
大切なのは、「まだ直接出願を狙える段階なのか」「準備課程や別の入学時期を含めて考える段階なのか」を分けて考えることです。
高3春〜夏|直接出願できるかを見極める時期
高3の春〜夏に海外大学進学を考え始めた場合は、まだ直接出願を目指せる可能性があります。
まず確認したいのは、次の3つです。
- 今のGPAで出願できる大学・専攻があるか
- TOEFL・IELTSなどの英語スコアが出願期限までに間に合うか
- エッセイ、推薦状、英文成績証明書などの書類を準備できるか
この時期は、すべての国や大学を広く調べるよりも、今の成績・英語力・準備期間で出願できる大学に絞ることが重要です。
特にTOEFLやIELTSなどの英語試験やSAT/ACTなどの試験対策には時間がかかります。
そのため、次のような大学や出願方法も確認しておきましょう。
- 出願締切が比較的遅い大学:
国や大学によっては、年明け以降や春ごろまで出願できる場合があります。 - SAT/ACTが不要な大学:
SAT/ACTは主にアメリカ大学で使われる学力試験です。必要かどうかは大学によって異なるため、提出が必須ではない大学も確認しましょう。 - 英語スコアを後から提出できる大学:
TOEFL・IELTSのスコアが出願時点で足りない場合でも、後日提出できるケースがあります。
ただし、難関大学や大型奨学金は、締切や準備期間の面で厳しい場合もあります。
海外大学だけに絞らず、日本の大学との併願も含めて考えておくと安心です。
直接出願が難しい場合は、ファウンデーションコース・Pathwayなどの準備課程も視野に入れながら、現実的な進学ルートを検討しましょう。
高3秋以降|直接出願にこだわらず、ルートを組み直す時期
この時期から準備を始める場合は、まず「今から直接出願できる大学を探す」だけでなく、進学ルートそのものを見直すことも大切です。
英語力や成績が直接入学の条件に届かない場合でも、準備課程や編入ルートを検討することで、海外大学進学を目指せます。
また、「今年中にどこかへ出願する」ことだけが正解ではありません。
英語力や出願書類を整えてから次の学期の入学を目指す、あるいは翌年出願に切り替える方が、結果的に自分に合う大学や専攻を選びやすくなります。
| 選択肢 | 内容 | 向いているケース |
|---|---|---|
| ファウンデーションコース・Pathway | 大学進学前に英語や基礎科目を学び、一定条件を満たして学部進学を目指す。 | 英語力や高校成績が直接入学の条件に届かない人 |
| International Year One | 英語サポートを受けながら大学1年次相当の内容を学び、条件を満たして2年次進級を目指す。 | 準備課程を経由しつつ、できるだけ学部課程に近い形で進学したい人 |
| コミュニティカレッジ経由 | アメリカの2年制大学に進学し、その後4年制大学への編入を目指す。 | 費用を抑えたい人、4年制大学への直接入学が難しい人 |
| 入学時期をずらす | 9月入学にこだわらず、1月・2月・7月など別の入学時期や翌年出願を検討する。 | 今すぐの出願には間に合わないが、半年〜1年かけて準備を整えたい人 |
海外大学へ進学するためのルートは直接出願だけではありません。進学ルートの詳細は「海外大学の受験方法|9か国の入試制度・進学ルートを解説」の記事も参考にしてみてください。


出願校が見えてきたら、締切と必要書類を一覧で管理する
出願校が複数になると、大学ごとの締切や必要書類を頭の中だけで管理するのは難しくなります。
気になる大学を見つけたら、出願フォームの締切だけでなく、英語スコア、推薦状、成績証明書、奨学金申請などの提出期限もあわせて確認しておきましょう。
大学や出願方式によっては、出願フォームと各種書類の提出期限が異なる場合があります。
スプレッドシートやノートに以下の項目をまとめておくと、出願準備を進めやすくなります。
| 管理項目 | 確認する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 大学名・学部・専攻 | 出願したい大学名、学部、専攻、コース名 | 同じ大学でも、専攻によって条件や締切が異なる場合があります。 |
| 入学時期 | 9月入学、1月入学、2月入学、7月入学など | 国や大学によって、複数の入学時期が用意されていることがあります。 |
| 出願方式 | Early Action、Regular Decision、UCAS、Rolling Admission、直接出願など | 出願方式によって、締切や合否発表時期が変わります。 |
| 出願締切 | 出願フォームや願書の提出期限 | 時差があるため、日本時間でいつまでに提出すべきかも確認しましょう。 |
| 英語スコア提出期限 | TOEFL、IELTS、Duolingo English Testなどの提出期限 | 出願時に必要か、後日提出できるか、条件付き合格があるかを確認しましょう。 |
| 必要書類 | 成績証明書、卒業見込み証明書、推薦状、エッセイ、ポートフォリオなど | 学校や先生に依頼が必要な書類は、早めに準備を始めましょう。 |
| 奨学金締切 | 大学独自の奨学金、外部奨学金、追加申請の有無 | 奨学金の締切は、大学の出願締切より早い場合があります。 |
| 合格発表・対応期限 | 合否通知の時期、デポジット支払い期限、条件付き合格への対応期限 | 最終成績や英語スコアの追加提出が必要になることがあります。 |
| 公式ページURL | 大学公式サイトの出願要件・締切ページ | 締切や条件は変更されることがあるため、必ず公式情報を確認しましょう。 |
推薦状や英文成績証明書のように、学校や先生の協力が必要な書類は、自分だけではすぐに準備できません。
出願校を管理するときは、単に大学名と締切日を並べるだけでなく、
- 自分で準備するもの
- 学校や先生に依頼するもの
- 保護者や家族の協力が必要なもの
- 提出までに時間がかかるもの
まで分けて整理しておくと安心です。


自分だけで準備するのが難しい場合は?
海外大学出願は、自分で情報を調べながら進めることもできます。
ただし、実際に準備を始めると、「何から手をつければいいのか」「今の成績や英語力で出願できるのか」「直接入学と準備課程のどちらが合うのか」など、判断に迷う場面も出てきます。
特に、成績、英語スコア、出願書類、推薦状、奨学金申請などを、出願締切から逆算して同時に進めるのは簡単ではありません。
高3から海外大学進学を考え始めた場合は、今から間に合う国や大学、直接入学以外のルートを早めに整理することが重要です。
There is no Magic!!では、海外大学進学を考えている高校生・保護者向けに、無料相談を行っています。
次のような場合は、一度相談して状況を整理すると、準備の優先順位が見えやすくなります。
| 状況 | 相談できること |
|---|---|
| 高3から海外大学進学を考え始めた | 今から間に合う国、大学、入学ルート |
| 英語スコアが足りない | 条件付き合格、Foundation、Pathwayなどの選択肢 |
| GPAに不安がある | 今の成績で出願しやすい大学・専攻 |
| 志望国が決まらない | 費用、専攻、卒業後の進路を踏まえた候補国 |
| 奨学金も考えたい | 締切、必要書類、併願戦略 |
| 保護者と進学方針を整理したい | 費用感、リスク、現実的な選択肢 |
志望国がまだ決まっていない段階でも、今の成績や英語力、希望する専攻、費用感などをもとに、考えられる選択肢を一緒に整理できます。
海外大学出願の進め方に不安がある方は、一人で悩み続ける前に、まずは今の状況を整理するところから始めてみてください。
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終わりに:今の学年から、最初の一つを決めよう
海外大学の出願準備は、すべてを一度に始める必要はありません。
まず、この記事の学年別ロードマップを見ながら、今月取り組むことを一つ決めてください。高1なら成績と英語の習慣、高2なら最初の英語試験と候補国の比較、高3なら出願できる大学と締切の確認が目安です。
候補校が見えてきたら、出願条件・締切・必要書類を同じ一覧にまとめます。自分だけで優先順位を決めにくい場合は、今の成績や英語力から現実的な準備計画を整理していきましょう。

- 海外大学進学|国・志望校の選び方ガイド
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国ごとの出願締切、入学時期、合格発表の目安を確認できます。











もしよろしければなんですけど、ここの出願準備スケジュールにSATのスケジュールも追加していただきたいです!検討よろしくお願いいたします。
さえさん
コメントありがとう!返信が遅くなってごめんね。
SATのスコアは、TOEFLまたはIELTSのように2年後に失効ということがないので、先に着手することもできる。
この場合は、中3や高一からSATの準備を始め、高2までスコア獲得、そこから本格的にTOEFL・IELTS対策・受験、高3はエッセイ等出願準備という感じかな。
一方で、計画通りにスコアが取れないことも多いので、TOEFLとSATが同時並行になってしまう人も多いだろうし、
ほとんどの日本人高校生の場合は、いきなりSATに取り掛かるのは英語力が足りないことが考えられるので、TOEFLを中心に勉強してリーディング力を伸ばしてからSATに取り掛かることも考えられるので、ケースバーケースではあるね。
参考になれば幸い!