アメリカ大学留学!出願準備のプロセスを徹底解説

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イギリスへの大学進学を決めていた息子が、アメリカの大学にも出願してみようかなと言い出し始まった我が家の受験戦争。息子が高校2年生になってからしばらくした頃でした。

すでにイギリスへの大学の出願準備を進めていた状態で、いいと思うよ、がんばってみたら、なんて言える気持ちの余裕などなく、私が言った最初の一言は、イギリスでいいじゃん!

 

しかし、そんな私の一言は軽く聞き流され、本人はアメリカの大学への出願も決めました。じゃ、自分でやってね、と言ったものもちろん気になる私。

イギリス同様、何から調べたらいいかわからない状態の上、アメリカの大学への出願はSAT やらなんやら準備することが山盛り!

今回の記事では、そんな怒涛の日々を過ごした筆者が集めた出願方法などアメリカ留学の基本となる情報を、親としての経験談と共に幅広く紹介させていただきます。

 

この記事の筆者Antieやや

タイ在住。語学力を生かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、現在イギリスの大学で心理学とマーケティングを学ぶ息子あり。

日本とアメリカの大学入学基準の違い

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アメリカの大学への出願方法は、日本の大学のような筆記試験は行われず、学校の成績(GPA)、SATやACTのスコア、エッセイ、推薦状、CV(履歴書)、などを含む書類での選考になり、大学によっては面接を行う大学もあります。

さらには成績だけではなくボランティアやプロジェクトなどの課外活動も大きく評価されてきます。また、ハーバード大学やスタンフォード大学といった超難関校、アイビーリーグの大学には、卒業生の親族や子息が優先的に入学できるレガシー制度というものがあります。

 

アメリカの大学は、1つの要素だけで合否を決めるのではなく総合的に判断されるということは理解していましたが、自分の息子を含め、周りの友人たちの結果をみると、あの子は成績がすごくいいのに不合格、あの子はあんなにすごいプロジェクトを達成したのに不合格、え、あの子が合格?など、一体何が決め手になり合否を決めたのだろうというのが正直な気持ちです。

ただ共通して言えるのは、成績が希望する大学の成績基準に満たしていることはもちろん、ほとんどの大学は多方面においての人間性や行動力を重視しているので、アメリカ留学を決めたら、CV(履歴書)の内容を充実させるためにも、ボランティア活動やインターンシップなどにも参加しておくといいかもしれません。

 

アメリカ留学の全体の流れ

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本来ならもっと早くから念入りに準備をしなくてはいけなかったはずなのに、突然決まったアメリカの大学への出願。

志望校の絞り込みから始まり、留学する際に必要になってくることや準備をしなくてはいけないことなど、知っておくべきことがたくさんあります。我が家が経験したおおよその流れは下記の通り、参考にしてみてください。

 

24ヶ月から10ヶ月前

志望校の絞り込みを始め、それと同時に SATスコアやTOEFLスコアなどの入学条件を確認し、必要な入学条件をクリア。息子はこの間にSATとSAT SUBJECT(2科目)のスコアを取得。

エッセイのドラフトを書き始める。各大学に出願する際に共通願書として使用できる窓口、コモンアプリケーション(Common Application)のアカウントを作成し、各大学ごとに必要な書類、項目を確認する。

 

10ヶ月から6ヶ月前

エッセイを書き終える。コモンアプリケーションで各大学ごとに出願を提出。

 

8ヶ月から5ヶ月前

合格合否、入学許可証のメールが届く。その際に、大学側から授業料や滞在先の確保の方法など今後の詳しい流れの説明あり。

 

4ヶ月から2ヶ月前

アメリカ留学を決めていたら、この時期に渡航準備。

これが終わったら次はこれと、ほとんど行き当たりばったりでした。そしてなんとか終えることができた今思うことは、早めに留学までの流れをきちんと理解することが重要ということ。

余裕を持って自分に合ったスケジュールを組み、余計なストレスを親子共々感じないよう留学を成功させたいものです。

 

出願する大学を選ぶ

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アメリカにはどんな種類の大学があるの?

4000校もの大学があるアメリカ。

その中で、リベラルアーツカレッジ(小規模な4年制の私立大学)、州立大学、私立総合大学、コミュニティーカレッジ (2年制の公立大学)と大きく分けて4つに分類することができます。

また、音楽や芸術を専門的に学ぶ芸術大学や、理系、工科系に特化した教育を行う工科大学などもあります。

 

リサーチを始める

いざ志望校を決めると言っても何を基準に決めたらいいのかわからず、本人も相当迷っていました。それに比べ親の私は、どうせ受験するなら名の知れた大学にしたら?みたいなノリ。

本人は本人、親は親でとりあえず、アメリカ大学ランキングを活用してリサーチを始めました。

https://www.topuniversities.com/where-to-study/north-america/united-states/guide

https://www.usnews.com/best-colleges/rankings/national-universities

 

具体的な条件を参考に志望校を絞り込む

数ある中から自分に合った大学を選ぶのは大変な作業。

有名大学はともかく、聞いたこともないような大学に関しては大学ランキングサイトなどを参考に、大学の立地場所や規模(生徒数)、学費などと言った希望条件から、様々な大学を比較しピックアップしていきました。

そしてそれらをさらに、チャレンジ校(Reaches Schools)、実力相応校(Good Matches)、滑り止め校(Safety Schools)の3つのレベルに分けてリストを作成。そして最終的に息子は、それぞれのレベルで3校から5校を選びました。

 

志望校が決まったらどのように出願するか決める

アメリカの大学への出願方法は、大きく分けて一般出願(Regular Decision)と早期出願(Early Decision/ Early Action)の2種類から選ぶのが一般的です。どのような違いがあるのか簡単に説明させていただきます。

 

  • 一般出願(Regular Decision)

願書提出期限は1月上旬まで。合否の連絡は3月から4月の上旬。複数の大学に出願が可能。

 

  • 早期出願 タイプ1(Early Decision)

願書提出期間は、多くの大学で11月1日から11月15日まで。合否の連絡は12月中旬。

Early Decision 枠では基本、1校しか出願できず、合格となった場合その大学へ必ず入学するという規定があるため、本当に行きたい!という大学を受験する場合におすすめの方法となります。

 

  • 早期出願 タイプ2(Early Action)

願書提出期間は、多くの大学で11月1日から11月15日まで。合否の連絡は12月中旬。

Early Action枠では、複数の大学に出願が可能で、合格となった場合でも入学義務はなく、3月頃までに入学を決めることができます 。志望校上位の大学を受験する場合におすすめの方法となります。

早期出願(Early Decision/Early Action)を決めた場合は、願書の提出を早めに終わらせる必要がありますが、合否の結果も一般出願(Regular Decision)よりも早くわかるため、受験を早く終わらせたい生徒にもおすすめです。

 

出願する大学についてもっと調べよう

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各大学ごとに情報を集めることが大切

具体的に出願する大学が決まると、アメリカ留学に関しても現実味を帯びてきます。

冒頭でお伝えした通り、アメリカの大学では入試というものがなく、それぞれの大学のアドミッションオフィスでの書類審査となります。

 

そして大学により入学基準や提出する書類が異なってくるため、それぞれの大学のホームページや大学カタログを熟読して、最新情報を集めることが重要となります。

また、どんな学生を入学させたいかなど重視するポイントも各大学により異なるため、大学の特徴をよく理解することも大切だと思います。

 

チェックリストを作成して準備

大切なことは手書きでメモを取る、書類はプリントアウトしていつでも確認できるようにするといった行為を「常識」とする私にとって、「スマホやコンピューターで確認できるから」や「頭の中で記憶しているから」と言ってメモを取らない息子の行動は信じがたいものでした。

多くの情報を頭で全て記憶できるはずがないと何度も伝え、最後は半強制的に各大学ごとのホームページできちんと確認後、必要書類などのチェックリストを作成し全てプリントアウトしてもらいました。あとで後悔のないよう、完璧な準備を進めたいものです。

 

書類が揃ったら出願!その方法とは

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コモンアプリケーション(Common Application)って何?

コモンアプリケーション(Common Application)は、オンライン上で出願できる共通願書のことです。

ホームページ上で必要な情報を入力、登録すると一括して複数の大学への願書として使用すことができ、この願書に対応している大学へ願書を提出する際には、ここからまとめて提出することができるのでとても便利です。

州立大学(UC)など、コモンアプリケーションんを受け付けていない大学もあるので、それぞれの大学のホームページでの確認を忘れずに。

https://www.commonapp.org/

 

まずはアカウントを作成

イギリスの大学への出願方法UCASの内容をすでに把握していた息子と私は、共通願書とわかり、あ、だったら楽勝ね、と軽くみていたのですが、中身を確認して その入力項目の多さに愕然。もっと早くに確認しておけばよかったと後悔しました。

アカウントを作成しログインすると入力項目がわかる他、共通で使用できるコモンアプリケーション・エッセイ(Common Application Essay)の他に、各大学ごとに提出しなくてはいけないそれぞれのサプリメント・エッセイ(Supplement Essay)のトピックを見ることもできます。

 

受験する本人はもちろん、内容を知りたい親のためにアカウントを作成することも可能! 私は全てのページをプリントアウトし、チェックリストとして利用しました。

ですので、早めにアカウントを作成し、どんな入力項目があるのか内容を確認しておくと、後に余裕を持って入力をすることができるかと思います。

 

知っておきたい入力項目を詳しく検証!

さぁ、気になる主要となる入力項目を見てみましょう。

ログインをすると画面上に4つのタブ(Dashboard, My Colleges, Common App, College Search)が並んでいます。

 

Common App タブを選択すると、そこで自分の共通願書を入力することができ、College Searchを選択すると自分が志望する大学を検索、選択できMy Collegesタブに登録され、ここから各大学ごとの願書やサプリメント・エッセイ(Supplement Essay)を入力することができます。

 

Common App 個人情報の入力

まずは「Common App」のタブを選択し、基本となる個人情報を入力します。

  • Profile

名前や住所、電話番号などのプロフィール

  • Family

家族構成、親の学歴、親の職業、兄弟の有無など

  • Education

現在在籍している高校についての情報、受講している科目、成績、表彰経験など(ここでは自己申告となっていますが、正式な成績表は高校から直接大学へ送られます)

  • Testing

SAT/SAT subjectやTOEFL, APなどの予想スコア、または最終スコアなど(ここで入力するスコアとは別に、オフィシャルなスコアを直接大学側に送るようそれぞれのテスト機関のホームページで手続きをします)

  • Activities

部活動または、ボランティア、インターンシップなどの課外活動(最大10項目入力できる)

  • Writing

共通願書として提出するパーソナル・エッセイ(Personal Essay)、250から650語で書く(ここには、いくつかの質問形式のトピックが表示されているので、大学側に自分を最大限にアピールできるエッセイが書けるよう、トピックをよく読み選択する)

 

My Colleges 大学ごとの情報入力

次に「My Colleges」タブをオープンしてみましょう。

ここには先にCollege Serch タブで追加した志望大学名が表示されています。そして各大学ごとに、連絡先、締切日、申請料、エッセイを含む必要書類などの情報が詳しく書かれてあるので、プリントアウトしておくといいと思います。

ここでの入力項目は次の通りです。

  • Questions

大学ごとによって異なる独自の質問に答えます。

  • Assign Recommenders

ここで本人が頼みたいと思うカウンセラー、または学校の先生に推薦状をリクエストすることができます。そして、Invite Councelor, Invite Teacherと書かれた項目に必要事項を入力すると、コモンアプリケーションから直接リクエストが送られ、先生方が推薦状をアップロードしてくれます。

  • Writing Supplement

ここでは、大学ごとに出題されるエッセイ課題を見ることができ、それぞれの決まった文字数内で自分の体験などを元に、考えや意見などをまとめて作成します。トピックの内容は、なぜこの大学を選んだのか、と言った基本的な質問から、好きな映画は?などと言った質問まで様々。

どんなエッセイ内容でも自分の言葉で自分を表現するチャンス、自分自身を最大限にアピールできるようにすることが大事なポイントとなります。

と、以上が主なる入力項目となります。

 

さらに各項目をクリックすると、それぞれの項目ごとにかなりの数の質問が表示されるので、根気よくミスのないように丁寧に入力することが大切!ミスは厳禁です。

我が家では入力が済んだ後、出願をする前全てをプリントアウトして隅の隅までしつこいくらいにチェックをしました。さぁこれでオーケーとなったら、Submissionをクリックし、規約にサイン、そして申請料を支払って完了です。

出願が終わると各大学から、出願受付完了しましたといったメールが届きます。必ず確認を忘れずに。

 

あとは結果を待つだけ!

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受験生のみなさん、親御さん、ここまで本当にご苦労さまでした。

早期出願(EarlyDecision/Early Action)で申し込みをした場合は共に12月中旬には結果が届くのですが、Early Decisionでは、合格、不合格の他に、保留(Deffered)という結果が出ることもあります。

これは、一般出願(Regular Decision)の生徒の願書と共に再度審査します、という意味です。不合格の結果をもらうよりいい?のかもしれませんが、合格が保証されているわけではないのでこれはこれでストレスです。

 

とにかく出願を済ませたらあとは待つだけなのですが、息子は一般出願(Regular Decision)で申し込みをしたため、3月中旬以降の合否発表までドキドキが続きました。その間に○○君が合格通知もらった、○○ちゃんが不合格、などと聞くだけでも何かと動揺しまくりです。

余計なことは耳に入れず、人は人!と自分をコントロールできたらもっと平穏に過ごせただろうとつくづく思います。

 

おわりに

アメリカ留学、と聞くとハードルが高いと思う方もいると思いますが、日本では経験できない学習環境や、世界中から集まる留学生との交流など、可能性を広げてくれること間違いなし!

情報を集め、うまくスケジュールを立て、そして1つ1つステップを踏み準備を進めれば、決して無理な選択ではないと思います。そして、スムーズな留学準備のためには大まかな流れをつかむことが大切。

今回のこちらの記事が少しでもお役に立てればうれしく思います。

 

にゃんこ先生
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