ディクテーションとは?5ステップ勉強法と15の無料素材

ねこ君
英語のリスニング力を強化するのに、ディクテーションがいいんでしょ?
ねこ君
基本は聞いて、全部書き取るんだよね?
にゃんこ先生
ディクテーションのメリットは、自分が聞こえていない音を明確にして、弱点がわかることだよね。スペルも書いて覚えることができる。
にゃんこ先生
結構時間がかかる勉強法なので、忙しい社会人には費用対効果が悪くなることもあるけど、学生であれば学習に取り入れるのも悪くない。
にゃんこ先生
ディクテーションの学習ができるサイトはたくさんあるから、そういうのを活用するとより効率的に勉強ができるはず。
にゃんこ先生
レベル別、トピック別に教材を見つけられるから、自分のお気に入りを見つけてディクテーションをしてみよう!

ディクテーションとは?英語学習へのメリット

ディクテーションは英語学習においてシンプルな方法だ。英語の音源を聞いて、それが何と言っているのかを正確に書くことによって理解度を高めるのが目的。

聞いて→書いて→確認して→辞書調べて→もう一回聞くという一連の練習では、5分の素材でも1時間−2時間ぐらいかかってしまうので、効率が悪いのも事実。

誰にでも合っている方法ではないが、しっかり練習すれば、英語のリスニング力を向上させるのに効果的な方法だと言える。

 

メリットは?どんな人におすすめ?

自分の弱点を発見できる。

スペリングが弱い(スペルミスが多い)か、似ている音の認識が弱い(例えばleapとlip)か、一回ディクテーションをやってみたら分かる。

特に、音の認識に弱い人(単語や前置詞が聞き取れない人)にディクテーションの練習はおすすめだ。

 

リスニング力、忍耐強さを磨く

5分の素材を徹底的に理解するには1時間2時間をかけて学習できる人は、リスニング力が上がるだけでなく、根性も相当鍛えられる。

初心者−中級者レベルの人、TOEFLで言えばリスニング15点以下の人にとって、大量にディクテーションするのはリスニングの基礎を固めるのにとても効果的。

中級レベル、TOEFLで言えばリスニング15点以上の人は、部分的にディクテーションすれば良い。例えばリスニングの問題で間違えた部分の前後30秒程度の内容、又は他のリスニング素材の中聞き取れていない部分だけをディクテーションしてみよう。

 

ディクテーションを始める前の心構え

① 一回聞いて全ての内容が書けると期待しない。それは不可能なので、そのような非合理的な期待を持つと挫折しやすい。

② 聞きながら書くのではなく、一つや複数のセンテンスを聞いてから書こう。

③ ディクテーションには、たくさんの素材を聞きまくるより、一つの素材を何回も聞く(精聴)べき。

④ 2日3日に一回や週一等、定期的に行おう。

 

どれぐらいの期間で効果が出る?

この後「効果的なやり方」で紹介する方法で、2日に一回練習するとしたら、1ヶ月程度でリスニング力アップを実感するはずだ。

3ヵ月~6か月ディクテーションを続けて十分な基礎がついた後は、ディクテーションは卒業し、色々な音源に触れると良いだろう。

 

シャドーイングって何?

シャドーイングは、音源を聞きながら、同時にその音源を口に出すという勉強法で、同時通訳がするトレーニングの一つ。音源に影のようについていくことから、シャドーイングと呼ばれている。

シャドーイングは日本語でも難しく、これを英語の初心者がいきなり行うことはおすすめしない。シャードイングは機械的な作業になってしまいがちのため、ある程度まで効果がでるが、成長が止まってしまうことが多い。

» 参考:英語リスニング勉強法ワースト5と上達のための3ステップ

 

ディクテーションの効果的なやり方とコツ

ステップ1:素材を選ぶ

① 自分のレベルより一つ上の素材を選ぼう。

一回だけ聞いて95%聞き取れるようなものはもちろん簡単すぎる。一方で、まだビギナーレベルなのに海外ドラマで練習しようとしたら、逆に効率が悪いし、挫折を感じやすい。

そのため、自分が聞いて、「もう少し頑張れば、後何回聞いてみたら、全部聞き取れるかも」というようなものを練習の素材として使おう。

 

② 5分以内のリスニングで、スクリプトのあるものにしよう。

リスニングの内容が長くなると、ディクテーションに必要な時間もそれなりに長くなり、負担になってしまう可能性がある。一回のディクテーション練習を1時間程度に抑えるには、リスニング素材は5分以内のものが妥当。

スクリプトのない素材は、ディクテーションしても照り合わせるものがないので、結局どこを間違えたのか分からないまま。そのため、ディクテーションするなら、スクリプトのあるリスニング素材を使おう。

ただ、スクリプトはディクテーション前やディクテーション中には絶対見ない。精聴が終わってからスクリプトを確認しよう。

 

③ (できれば)定期的に、決まったトピックの素材で練習しよう

これは普通のディクテーションよりもっと効果的なやり方だ。1−2週のスパンで、一つのトピックを選んで、「読む」「聞く」「話す」「書く」のを練習すること。

例えば、最近話題になっていた米中貿易戦を例にすると、まず米中貿易戦に関連するニュースをいくつか読んで、必要な単語と背景知識を習得。その後、読んだニュースと違う素材(米中貿易戦のトピック関連)を聞いてディクテーション練習。

 

「読む」と「聞く」ことである程度インプットができたら、自分の言葉でニュースの概要を書いたり、オンライン英会話の講師やネイティブの友達とこの話題について議論したりしてみよう。

個人のレベルによって、より簡単なトピック(文化・生活関連)にすることもできる。

 

ステップ2:ディクテーションする

① 1回目はリスニング素材を流して聞くだけ。これで全体像を掴む。

② 2回目は一文一文(或いは一気に2、3文)を流してから、聞いた内容を書く。個人のレベルや練習の必要に応じて、スピードを遅くしたり速くしたりするのも良い。一回流すだけで全て書けない場合、もう一回同じ文を流しても良い。

③ 3回目として、②で聞き終わったら、最後に全文を流して、漏れた単語や内容があるかどうかをチェックして完成。

5分の素材だと、これで30分程度かかる。

 

ステップ3:スクリプトと照り合わせる

ディクテーションの後は、自分が書いたものをスクリプトと照り合わせて、どの単語が聞き間違えた、どの内容が漏れてしまったを確認。また、その原因は何か考えてみよう。知らない単語なのか、発音を聞き取れていないのか。

知らない単語があったら辞書を引いて覚えよう。最初は音の繋がりや、弱く発音するところは聞き取れていないことが多いかもしれないが、ディクテーションを重ねたらだんだん聞き取れるようになる。

すでに知っているものにプラスして、新しい文法構造や単語、表現を学ぶこともできるだろう。これはスピーキングやライティングを向上させるのに役に立つ。

 

ステップ4:聞き取れていない箇所を再度聞く

聞き取れていない箇所が分かって、その理由もクリアしたら、再度リスニング素材を聞こう。今度は聞き取れたのか、やはり聞いても別の内容に聞こえてしまうのか、必要なら繰り返し聞こう。

 

ステップ5:一つ上のレベルへ進む

同じレベルの素材を聞いて、だんだんミスが少なくなってきたら、難易度や話すスピードが一つ上のレベルのもので練習しよう。

 

ねこ君
ディクテーションしても全然書き取りが間に合わない。。
にゃんこ先生
最初から完璧を目指しても挫折の原因になるよ。自分のレベルに合わせながら、少しづつ難易度を上げていくと良い。
にゃんこ先生
次は、初心者から使えるディクテーションの無料教材・サイトを紹介していくね!

 

ディクテーションにおすすめの無料教材15選

ToLearnEnglish

これは初心者向けのサイトで、中学英語レベルのオーディオクリップを聞いたり短い動画を見たりして、演習問題を完成させる。

時々テキストの一部が空欄になっているので、適切な単語を埋めたり聞こえたもの全てをタイプする必要があったりする。

 

Listen and Write

このサイトでは、難易度別の膨大なテキストを使ってディクテーションの練習ができる。かなり種類が多いので、自分に合ったものを見つけやすい。レベルテストを受けて、自分に合ったレベルを探そう。

もうひとつのユニークな特徴として、ディクテーションのモードが選べることがある。

  • Correction mode: 全てのディクテーションを書いて間違いをチェックする。
  • Full mode: ディクテーションの練習中、書き込み中に同時にライティングをチェックできる。文字を打ち間違えた場合は、正しい文字を入力するまで進むことができない。単語がはっきりと聞き取れないときは、ヒントボタンを押して難しい単語の最後の文字を見ることも可能だ。
  • Quick mode: スペルよりもリスニングに向いている。聞こえた単語の最初の文字を入力する必要がある。ディクテーションを始めたばかりの初心者向きのモードだ。
  • Blank mode: 空欄を入力する必要がある。ディクテーションを始めたばかりの人や全てを聞き取る時間のない人におすすめだ。

他の利点として、進歩状況を保存・確認することができる。各ディクテーションからポイント(得点)や、ライティングの速さ、使ったヒントや間違いの数がレコードされる。

 

Agenda Web

このサイトでは異なる演習がレベル別に4種類ある。

  • レベル1:音声を聞いた後に文章かテキストの空欄を埋める。
  • レベル2:レベル1と同じようなタイプの演習だが、少し長い。音声をゆっくり再生することもできる。
  • レベル3:文章がより長くなることとゆっくり再生ができないこと以外は、上記のレベルと同じ演習。
  • レベル4:難易度が高めののディクテーションを提供している。

これらのアクティビティは英語の聞き取り能力を向上させ、スペルや発音を覚えるのに役立つ。

 

Speechling

このサイトはディクテーション用の短い文章を広範囲に提供している。テキストを入力するためのウィンドウがあり、再生スピードを選択することができる。例えば、通常の速さで聞いて、書くときにはゆっくり再生を選択することも可能だ。

“Check Answer”をクリックすれば解答を見ることができる。文章を聞き取れなかった場合は、“Give up”をクリックすれば文章が表示される。

もう一つの利点は、自分の声を録音する事ができて、24時間以内にネイティブスピーカーから無料で発音のフィードバックを受け取ることができることだ。

 

dictationsonline

このサイトは初心者から上級者までレベル分けされていて、多様なトピックから短いテキストを得ることができる。教材には小説からの抜粋などもある。

ライティングを始めるには、練習したい教材を選択し、新しいウィンドウを開く。オーディオを再生する前に、テキスト内に現れるキーワードを確認することができる。

 

抜粋部分は発音を強調するために2回読まれる。

各センテンスは、1回目はゆっくり再生されるので、句読点を含む全てを書き出すことができるだろう。2回目は通常の速さで再生されるので、自分が書いた文章をチェックできるが、句読点は読まれなくなる。それからテキストを開いて間違いがないかチェックしよう。

最大でも約35秒と録音は短く、5分あれば毎日でも行うことができるので、ぜひ挑戦してほしい。

 

ESL Fast

ここでは、ディクテーションを通じてリスニングだけでなくリーディングの練習をすることもできる。

初心者と中級者の2つのレベルに分かれている。テキストを入力するウィンドウはないので、聞きとった文章をパソコンのドキュメントか手書きでノートに書きこもう。

次に、聞きとった内容と下のテキストを比べて正しいかどうかチェックすることができる。

 

初心者や中学生レベルの人は “Speaking is Easy”“Easy Conversations”“Start Reading for Children”のセクションがおすすめだ。

短い文章や対話からオーディオ録音やシンプルなテキストを見つけられる。テキストに従って、聞きとったフレーズを正しい発音で繰り返すことができる。

 

Ez-Dictation

カテゴリー別にディクテーションを選択できるので、興味がある分野のトピックを聞くことが可能だ。トピックには音楽やテクノロジー、スポーツなどがある。

録音やテキストを用いて、空欄を埋めるか、フルディクテーションをするか選べる。空欄を埋める場合は、テキストから欠落させる文字数を自分で選択できる。(10%だと簡単で、30%になると難しい。)

音声をもう一度再生して、赤色でマークされている間違いを正しく直すこともできる。そのあとにスコアをチェックして次の演習に移ろう。

 

Breaking News English

このサイトでは、最新のニュースに合わせて英語の練習をすることができるので、英語力を磨くだけでなく視野を広げることもできる。

ヒントとして、各単語の文字数や各センテンス内の文字数を見ることができる。

 

Learn American English Online

このサイトでは6段階のレベル別に演習が分かれている。各レベルごとにいくつかの異なる録音があり、それぞれ10つのディクテーションセンテンスがある。

 

Teacher Joe

このサイトは難易度別に作られており、3つのステージがある。

  • ステージ1:初心者向けで5~7語を含む短いディクテーション。
  • ステージ2:よりチャレンジングなセンテンスで8~10語を含む長めのディクテーション。
  • ステージ3:経験豊富な学生や上級者向けで、このカテゴリーのディクテーションが最も長い。耳で理解するのが難しい11~15語を含むディクテーション。

全ての単語を推測できなかったとしても動揺する必要はない。聞き取れなかった場合はXと入力するだけで良い。

 

English Expressions

聞き取った内容を本当に理解できているか知りたければ、このリソースが役立つ。

このサイトは、ディクテーションの演習とm内容を理解しているかのテストも含まれている。これは単語の使われ方だけでなく、意味を理解するのに役立つ。演習はとても簡単~難しいまでの4段階のレベルに分かれている。

各ディクテーションでは単語リストの利用ができるので、新出単語があっても調べる手間が省けて時間短縮に役立つだろう。

 

MyProfe

音声を再生したまま、止めることなく全てを聞かなければならない。リスニング中、聞き取った内容を書き出そう。内容理解の質問に答えて空欄を埋める練習をすることで、新出単語や構造を学ぶことができ、ディクテーション以外のスキルも習得することもできる。

それからテキストを使って解答をチェックしよう。

これは1人で学習するモチベーションがある人にはもってこいのリソースだと言える。

 

Listen A Minute

このリソースは、生徒にも先生にも素晴らしい英語教材だ。特に素晴らしいのは、再生時間がたった1分というところ。

全てのディクテーションはアルファベット順に分類されていて、それぞれには実践問題がある。音声を聞いてから、センテンス内の空欄を埋めたり、正しいスペルや単語を正しい順番に並べる演習がある。

先生と一緒にレッスンを受ける場合は、“Homework”が便利だろう。

 

TED

ある程度ディクテーションを通じでリスニング力がついてきたら、TEDも良い教材になるだろう。

本場のTEDはディクテーションには長すぎる素材も多いが、TED Edは5分程度のアニメベースの動画が豊富で、表現も簡素、発音もはっきりしており中級レベルでもチャレンジできる。

下記のリンクでは初心者向けの短いTEDの動画も紹介しているため参考にしてみよう。

» 【保存版】TEDを活用した英語学習法とおすすめ20選【無料】

 

スマホアプリ

自分の興味があったり、レベルにあったディクテーションの素材にはアプリを使うことも最適だ。TOEICやTOEFLのアプリにはスクリプトもついており勉強に使いやすい。

また、BBC、VOAなどの英語学習者向けのアプリも、ジャンルが豊富で一回5分程度のリスニング音源もあるためディクテーションにはぴったりだ。

上記で紹介したサイトは、サイト上でディクテーションができるためおすすめだが、TEDやスマホプリを活用しても学習の幅が広がるはずだ。

» 【無料】20個厳選!英語リスニングにおすすめのアプリ【決定版】

» Real英会話の使い方を徹底解説|リアルな英会話を学ぶ最強アプリ

 

ねこ君
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