プリンストン大学を知る【留学情報まとめ+合格への道】

プリンストン大学 キャンパス

「プリンストン大学」は、ハーバード大学やイェール大学などを含むアメリカの私立名門大学8校からなる、Ivy League(アイビーリーグ)に属しています。

「プリンストン大学」のある、アメリカニュージャージー州プリンストンには学術機関や研究機関が立ち並び、アメリカ国内でもの有数の学術都市として有名。また、ニュージャージ州内の他の都市と比べて治安もよいことで知られています。

 

アメリカにおいて数多くある大学の中でも「最難関」といえる大学の1つでもある「プリンストン大学」への合格を目指すためには、戦略的な準備を進めることが大切。

今回のこちらの記事では「プリンストン大学」受験のために、どのようなスケジュールを立て準備を進めるべきかなどを中心に解説していきます。

 

この記事の著者:Antie やや

タイ在住。語学力を生かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、現在イギリスの大学で心理学とマーケティングを学ぶ息子あり。

プリンストン大学とは

プリンストン大学 ロゴ

基本情報

 

歴史

全米で9番目に古い大学「プリンストン大学」の歴史は、イギリスによる植民地時代にさかのぼります。

1746年ニュージャージー州エリザベスに、当時のプロテスタント長老派により「ニュージャージー大学」として設立され、翌年にはニュージャージー州ニューアークへ移転。

1753年には、Nathaniel Fitzrandolph(ナサニエル・フィッツランドルフ)を中心とした有志により、プリンストンの土地購入のための資金調達に成功。

1756年にはその土地にNassau Hall(ナッソーホール)を完成させ、大学をプリンストンへ移転しました。1896年には、カリキュラムの拡大により大学としての地位を確立。正式にその名称を「プリンストン大学」に変更しました。

 

その後1900年に大学院を設立。1930年には高等研究所を設立し、大学は大学院の教育と研究に重点を置いていました。

理論物理学者として有名なAlbert Einstein(アルバート・アインシュタイン)は、最初の研究者の1人として在籍してました。

プリンストン大学は、アメリカ植民地時代の歴史に学術機関としてその地位を確立。アメリカの革命と議会の発展の両方における中心的な役割を果たしていました。

 

プリンストン市は革命期の歴史的な戦い、Battle of Princeton(プリンストンの戦い)の舞台。この戦い後、ナッソーホールを保持していたイギリス軍がGeorge Washington(ジョージ・ワシントン将軍)に降伏。

1756年以来プリンストン大学キャンパスの中心地であったナッソーホールは一時的に国会議事堂として機能。Continental Congress(大陸会議)が開催されていました。

第二次世界大戦後には多様な学生に門戸を広げ、かつては男子校であったプリンストン大学は1969年に男女共学となりました。

そんなプリンストン大学にはかつて多くの著名人が在籍し、現在では世界ランキングでも常に上位にランクイン。

学生の教育と最先端研究との両立を成功させている数少ない大学といわれ、各分野で活躍する優秀な人材を輩出し続けています。

 

特徴

プリンストン大学周辺には、さまざまな研究機関が設置されており、全米でも有数のアカデミック・ハブとなっています。

広大でとりわけ美しいキャンパスには、ゴシック様式の学舎や寮が並び、豊かな自然とそれら建物が見事に調和。アメリカ独立前に建築されたナッソーホールは、歴史的建物に指定されながら現在もなお使用されています。

 

プリンストン大学の大きな特徴の1つでもある学生対教員比率は5 : 1。

プリンストン大学には、Preceptorial System(通称Precept)という制度があり、これはイギリスのオックスフォード大学やケンブリッジ大学のTutorial Systemに基づき、学生が積極的に学習プロセスに参加できるように設計。

講義内容の補完を目的とする少人数グループで、教授または大学院生により主導。このようなディスカッションを通じて幅広い考え方や価値観、コミュニケーションスキルを身に付けることができます。

 

その他の特徴としてあげられるのが、学部生には全寮制「Residential College(レジデンシャルカレッジ)」を導入。新入生は、6つあるそれぞれのレジデンシャルカレッジへ割り当てられることになり、2年間はここで過ごすことが必要となります。

その後は、引き続きここで過ごす、またはジュニア、シニア専用の寮へ移るかの選択が可能。いずれにしてもキャンパス内の寮での滞在は4年間保証されており、96%の学生がキャンパス内に滞在しています。

また、多くの名門大学と呼ばれる有力大学が大学院での研究に重点を置く中、プリンストン大学では、あくまでも学部教育を最優先。研究面でもトップクラスという、教育と研究の2つの性格を備えた大学といわれています。

 

学部

プリンストン大学は総合大学でありながらも、伝統的にLiberal Arts(リベラルアーツ)を育むことを目的としています。

1983年卒業の現学長「Chirstopher Eisgruber(クリストファー・アイスグルバー氏)」は、

と述べており、リベラルアーツへの取り組みは、プリンストン大学の基盤となる重要なミッションの1つ。

幅広い分野での教養を身に付けることにより、思考・分析のための「深み」と「知識の引き出し」を増やすことが可能と考えられています。

 

プリンストン大学で選択できる専攻分野は大きく4つに分かれています。

それぞれの専攻分野には、多種多様にわたるプログラムが用意されており、自由に授業を選択することができます。

なお、プリンストン大学には、ロースクール、ビジネススクール、メディカルスクールなどのプロフェッショナルスクールは設置されていません。

プリンストン大学での授業の様子やどのようなプロジェクトを実施しているかなどの詳しい内容については、ウェブサイト内のWelcome to our Community of Learningを参考にしてください。

 

ランキング

世界大学ランキング ロゴ
世界ランキング大学名
1オックスフォード大学イギリス
2カリフォルニア工科大学アメリカ
3ケンブリッジ大学イギリス
4スタンフォード大学アメリカ
5マサチューセッツ工科大学アメリカ
6プリンストン大学アメリカ
7ハーバード大学アメリカ
8イェール大学アメリカ
9シカゴ大学アメリカ
10インペリアルカレッジロンドンイギリス

※ 11位以下の詳しいランキングについてはThe Times Higher Education World University Rankingを参照

大学を選ぶ際にある程度の指針がなければ、星の数ほどある大学から出願先を決めるのは困難なこと。そこで活用したい指標の1つが世界ランキングです。

しかし、世界各国それぞれ入試方法や合格基準も異なるため、世界ランキングで全てが決まるというわけではありません。が、それでも人は比べたがりランキングを気にするものです。

 

世界大学ランキングとは、多方面から収集した統計データを元に指標を作成し、高等教育機関を順位付けした大学ランキングのこと。企業や大学、第三者機関などさまざまな機関が作成しランキングを毎年発表しています。

上記に示した表は、国際的な大学ランキングとして知られている中の1つ、イギリス「The Times Higher Education(THE)」が発表している世界大学ランキング。プリンストン大学は過去数年間、世界第7位をキープし続けています。

 

その他、学力水準、教員の充実度、学生対教員の比率、財政基盤、卒業生による寄付の多寡など、多様な指標を元にランキング付けされる全米の大学ランキング「U.S. News Best Colleges」での評価では最高位をゲット。

プリンストン大学は、アメリカ国内はもちろんのこと、世界ランキングにおいても優れた高い評価を受け続けている名門中の名門大学です。

 

学費

以下の表は、キャンパス内に滞在の場合にかかる学費、その他費用を表しています。

Budget item2020-2021 Academic Year
Tuition$48,502
Room (On Campus)$9,238
Board$4,850
Living Expense Allowance$704
Books and Personal Expenses$3,600 (Varies)
Total $66,894(7,100,294円)※2020年7月レート

※ 参照元:Fall 2020 and Spring 2021 Cost of Attendance

1年間にかかる学費が、ハーバード大学では73,507ドル、コロンビア大学では80,394ドルと高額であるアイビーリーグの中でも、プリンストン大学では最も学費が安いといわれています。

とはいえ、学費が1年間に700万円というのは高額であることに変わりはありません。

 

ここで検討したいのがファイナンシャルエイドです。ファイナンシャルエイドは大きく分けて、グランド、学生ローン、ワークスタディ、奨学金の4種類。

プリンストン大学では、経済的な必要性に応じて給付される「Need-Blind(ニーズ・ブラインド)」の奨学金制度を設定。

これはプリンストン大学が、家庭の経済的な状況にかかわらず、全ての学生は適切な教育を受ける場を与えられるべきという信念を貫いているためです。

 

また、2001年からは返済不要となる奨学金を支給。卒業後も続くグランドや学生ローン※の返済に苦しむことがなくなり、幅広い所得層の優秀な学生の獲得が可能となりました。

このような学資援助ができる背景には、大学自らの寄付金獲得への積極的な姿勢、そして卒業生からの多額の寄付があります。

※ グランドや学生ローンのエイドの対象は主として米国市民、または永住者のため、非移民ビザの学生や留学生には適応されません。

 

グランドや学生ローンとは異なるプリンストン大学の奨学金制度「ニーズ・ブラインド」は、留学生にも適用され、米国市民や永住者と同様の手続きが必要となります。

プリンストン大学の奨学金申し込みの手順などについてのその他の詳細は、ウェブサイト内のCost & AidまたはUndergraduate Financial Aid Information and Application Instructionsで確認することができます。

 

目的を明確にし留学準備を始めよう

プリンストン大学2020年度入学(Class of 2024)のための出願者数は32,836人。これには161ヶ国10,897校からの高校生が含まれ、その合格率は約5.6%とアイビーリークの中でも難関校の1つ。

アメリカ国内、そして世界各国からプリンストン大学に合格する可能性を秘めた優秀な学生同士の厳しい競争に勝ち抜いた者だけが、合格の切符を手に入れることができるのです。

プリンストン大学に行きたい、と思いながらなんとなく高校生活を過ごしているだけではその願いは叶いません。プリンストン大学に行く、という目標に沿うような行動、留学準備を進めることが重要。

出願を決めたのであれば今すぐにリサーチを始めなければ、時間が足りない、後であれをやっておけばよかったなど後悔することにもなりかねません。

 

プリンストン大学は合格するのが最も難しい大学の1つ。出願者数に対して毎年6%未満の学生しか受け入れていません。

それらの1人になるためには、アドミッションが審査しなければならない他の何万人もの出願者の中から、あなたのアプリケーションがどれだけ際立っているかを証明する必要があります。

 

  • 他の出願書とは違うあなただけが持つ多様性とは何ですか?(文化、習慣、価値観など)
  • あなたを特別、またはユニークにするものは何ですか?
  • あなたが並外れて才能を発揮できるスキルは何ですか?

 

これらを念頭にあなたの人物像が最大限に伝わるように、多様な要因の1つ1つを深く掘り下げ続けることが大切。ただしこれらは本物でなければ意味がありません。受験のためにきれい事を並べるだけでは相手に伝わらないからです。

さらに何かを行い成果や実績を伝えるためには、目に見える結果を残すことが大事。実証されない限り、プリンストン大学のアプリケーションでは役に立ちません。

成績だけではなく人物像も重視するアメリカ大学留学の対策は長期間にわたるもの。高校3年間で何をするべきか先を見据えて、しっかりと計画を立てましょう。

 

プリンストン大学合格を勝ち取るための「数字」と「難易度」

プリンストン大学 SAT、ACT 平均スコア

アメリカの大学の入学審査の基準は受験生からすると不明確な点も多く、その基準は大学により異なります。プリンストン大学でもあらゆる角度から出願者を評価。

その中で、成績やテストスコアなど「数字」で評価される項目があります。

プリンストン大学合格を勝ち取る競争のためのスタートラインに立つにはこの「数字」、つまりは優秀な成績やテストスコアを収めることが必須です。

 

優秀な学業成績を維持する

アメリカで名門大学と称される大学では、出願書類の1つに高校4年間(日本の場合は3年間)の成績の提出を求めています。

そして、プリンストン大学に合格する方法を考える際に覚えておくべき最も重要な要素は、成績が優れている必要があるということ。

これは、高校での成績が優れているということが、学生が大学で成功するか否かの予測において重要な指標の1つとなると考えられているためです。

 

アメリカの成績評価はA, B, C, D, Fの5段階となります。そして、それぞれの成績に数値ポイントが与えられ学業成績の平均値を算出。これがGPA(Grade Point Average)で、0から4のスケールで評価されます。

プリンストン大学に入学した新入生の高校での平均GPAは3.9。これは全科目でほぼ オールAということを示しています。さらには新入生の96%が高校で学年順位の上位10%にランクインしています。

 

難易度の高い科目に挑戦する

高校での成績評価においては、学生がどのように自身の限界に挑戦したかについても評価されます。そのため上級クラスの必修科目を履修することが大切。

これらクラスで優れた成績を収めることは、プリンストン大学の入学審査におき肯定的に評価されるポイントの1つとなります。

プリンストン大学のような難関校を受験するのであれば、ただ普通に必修科目や選択科目を履修するだけでは十分でありません。

出願を決めたのであれば、早い段階からプリンストン大学受験を見据えた勉強戦略を考えることが重要。高3でどの必修科目をとるべきかを見極め、受験対策の準備をコツコツと始めていきましょう。

 

その他、アメリカへ留学のための出願書類などをリサーチすると目にするIB(インターナショナルバカロレア)AP(アドバンスプレースメント)というワード。

アメリカの主に私立高校では 、これらのカリキュラムの選択枠を設けている高校があります。IB、APともに通常のカリキュラムより難易度が高く、大学の一般教養に相当する難しいクラスを高校で履修することが可能。

このような難易度の高いコースを受け結果を出すということは、大学のアドミッションにおいて成績評価が上がるポイントになります。

 

Standardized Testで「高得点を取る」はマスト!

プリンストン大学では、SATまたはACTのスコアの提出を求めています。

またSAT Subject(科目テスト)については提出を求めていませんが、工学部へ出願する場合には 数学Ⅰまたは数学Ⅱのいずれか、 および物理学または科学のいずれかの科目テストからスコアを提出することを推奨しています。

プリンストン大学に合格した学生は、一体どのようなテストスコアを収めているのでしょうか。以下は、2019-2020年度に合格した学生のスコア※を表しています。

 

Middle 50 percent SAT Scores

  • Math 750-800(800点満点)
  • Evidenced-based Reading and Writing 710-770(800点満点)

Middle 50 percent ACT Scores

  • Composite Score 33-35(36点満点)

※ Admission Statistics参照

 

プリンストン大学では、合格するために何点のテストスコアが必要であるかを定めていません。

また学力評価の基本は高校の成績とも考えており、SATやACTなどのテストスコアは、あくまで学生がプリンストン大学で学習するのに十分な基礎学力があるかを判断する1つのツールとして認識されています。

が、データが物語っている通り、プリンストン大学を目指す優秀な学生との競争のレールに乗るためには優れたスコア獲得は必須といえます。

SATで1400点未満のスコアを獲得し合格をした学生は5%未満。スコアが下がるにつれ、その数値はさらに厳しくなります。プリンストン大学へ出願するのであれば、まずは1500点を目標とし準備計画を立てましょう。

 

※注 新型コロナウィルスの感染拡大の影響によるテストの中止や延期を受けて、入学審査プロセスの要件の1つであるテストスコア(SATまたはACT)の提出を一時的に除外しています(2021年秋入学)。

現在の詳しい情報や2021年秋以降入学のためのテストスコアを含む出願書類については、プリンストン大学ウェブサイトCovit 19-Updateで確認してください。

 

にゃんこ先生
SATやACTについてやSAT対策についても詳細をまとめているので、リンク先をチェックしてね!

 

完璧な履歴書を作成

ここからは、プリンストン大学留学を果たすために高校でどのようなことに焦点を当てるべきなのかを詳しく解説していきましょう。

プリンストン大学が求める人物像を探る

合格が難しいと言われるアイビーリーグに共通していることは、成績優秀やテストスコアが高得点であるだけではなく、校風に合った人物や価値観を重視する傾向にあるということです。

そのため大学がどのような学生を求めているのかを理解することが必要。以下はプリンストン大学が求めている人物像です。

校風や学習環境は学生にとり入学後の学生生活を左右するとても重要なこと。

また、大学が求める人物像を理解するということは、その大学が自分に向いているか、それとも不向きであるのかを見極める上でも大切なことです。

 

勉学とスポーツ、課外活動との両立はバランスを考える

アメリカの大学のアドミッションにおいて「バランスの取れている学生」というのは、優秀な成績を収めているということの他に、さまざまな課外活動に積極的に取り組んでいる学生を意味します。そしてそれら活動から出願者の、

  • リーダーシップ
  • 社会に貢献
  • 卓越したスキル

などを見極めようとします。

また、プリンストン大学のミッション・ステートメントには、「学生同士が相互に作用し、互いに学ぶ環境を提供する」とあり、アドミッションは出願者の中から、大学や地域社会に変化をもたらす学生を探し出そうとします。

 

そのため、こういった資質を備えているということを効果的にアピールすることがポイント。

しかし、ここでいう「課外活動」とは、何でもいいからとりあえずやっておこうというものではありません。アプリケーションの課外活動の欄をただ埋めるだけでは意味がないのです。

プリンストン大学に出願する学生の大多数は優れた学歴を持っています。ここで必要となるのが何万人という出願者との差別化。合格に近づくためには「他の出願者とは違う自分」をアピールしなくてはなりません。

 

そして、「他の出願者とは違う自分」をアピールするために行うべきことが、「自分を際立たせる活動に焦点を合わせる」ことです。

そのためにも、自分の興味、関心のある分野での活動を行うことがベスト。興味のない様々な活動を幅広く行うよりも、一生懸命取り組み結果を出す1つの方がアドミッションの印象に残る自己PRとなります。

限られた時間の中で自分が何をするべきなのかをよく考え、プリンストン大学が求める「バランスの取れている学生」を目指し、自分だけの履歴書を作り上げるようにしましょう。

 

プリンストン大学のエッセイは?

アメリカの大学に出願する際に、多くの大学が提出を求めている書類の1つ「エッセイ」。エッセイは成績やテストスコアなどと同等に最も重要な合格の決定要素です。

プリンストン大学のような難易度の高い大学では、出願者の成績やテストスコアなほぼ満点に漸近するため、「エッセイ」が自分という「個性」をプリンストン大学にアピールする最大の手段となります。

 

プリンストン大学では、共通願書であるCoalition ApplicationまたはCommon Applicationに加え、独自の追加項目として Princeton Supplement(サプリメンタルエッセイ)を課しています。

サプリメンタルエッセイでは、個人の視点、世界観、物事を解決または考えるためのアプローチの方法などに焦点を当てた質問を出題。

アドミッションでは、あなたを他の出願者と差別化し、大学のコミュニティに貢献できる要因をこれらエッセイから探し出そうとします。それぞれのエッセイのPrompts(トピック)の内容は以下で確認することができます。

 

なお、工学部(Bachelor of Science in Engineering)の学士号を取得することに関心がある場合は、工学での経験、この分野に興味を持ったきっかけなどについてのエッセイの提出が必要となります。

※注 Prompts(トピック)は、ほぼ毎年同じ内容で出題されていますが、変更される場合もあるため各ウェブサイトで最新の情報を入手するようにしてください。

 

エッセイは、自分が主人公の物語を書くように仕上げる、とよく耳にしますが、フィクションであっては読み手の心に響きません。

学業以外の様々な課外活動を通じて、自律性を養い、適応性や社会性などの能力を身に付けるということは、人間性を磨く上で大切なこと。しかし、これらの資質は短時間で身に付くものではありません。

読み手の印象に残るエッセイに仕上げるための最終的な目標は、自分が経験してきた様々な出来事が今の自分の成長にどのように貢献したかを伝えられるような内容にすること。

出題されたトピックに的確に答えられるように、しっかりと準備をして完璧なエッセイに仕上げましょう。

 

プリンストン大学へ出願をする

いよいよ出願です。全ての準備が揃ったらチェックリストで必要書類を再確認し、出願の流れを理解しておきましょう。

出願方法

プリンストン大学では、共通願書であるCoalition ApplicationまたはCommon Applicationのいずれかを利用して、オンライン上でアプリケーションを送信する必要があります。

 

必要書類チェックリスト

  • 共通願書
  • プリンストン・サプリメント(エッセイ)
  • 申請料(75ドル)
  • The graded written paper ※1
  • 高校の成績証明書
  • SATまたはACTのテストスコア
  • TOEFLまたはIELTSなどの英語レベルテストスコア
  • スクールレポート
  • カウンセラーからの推薦状
  • 2名の教師からの推薦状 ※2
  • ミッドイヤー・レポート

※1 The graded written paperとは、プリンストン大学が提出を求めている書類の1つ。高校3年間で書かれた作文、研究論文、科目別の作文試験(科目は国語、社会または歴史が好ましい)を提出。これらには成績と教師によるフィードバック/評価(英文)が記載されていることが必要です。

※2 教師による推薦状は、国語、外国語、人文科学、社会科学、自然科学、数学といった必修科目(上級クラス)の教師に依頼する必要があります。

その他、提出方法などの詳細はこちらのApplication Checklistを参照してください。

 

出願の提出期限日は?

プリンストン大学では、Early ActionとRegular Decisionいずれかの申請方法での出願を受け付けています。以下は主な出願プロセスの提出期限日です。

Early ActionRegular Decision
Application openMid-AugustMid-August
Application deadlineNovember 1January 1
Decision notificationApril 1Mid-December
Candidate’s reply dateMay 1May 1

 

出願後は?

出願が完了すると、プリンストン大学同窓会委員会のメンバーからインタービューに招待される場合があり、出願者の居住地域で卒業生により行われます。

居住地域に卒業生がいないなどインタビューは全ての出願者に行われるものではないため、インタビューを受けない場合でもアドミッションプロセスにおいて不利になることはありません

 

また、出願してから24~48時間後にはプリンストン大学から確認通知メールが届きます。このメールには、Princeton Applicant Portalの設定方法に関する説明、また書類に不備がある場合の追加書類のお知らせなどが含まれています。

10月中旬からは、Princeton Applicant Portalを通じてオンラインでの出願状況を追跡することができるようになります。

 

プリンストン大学出身の有名人

総合大学でありながらも、伝統のリベラルアーツ教育を守り続けているプリンストン大学。卒業生のリストには、錚々たる名前が連なっています。

プリンストン大学の卒業生にはアメリカの大統領が2人、さらには連邦や州の現役議会議員の中にも多くの卒業生が在籍しており、アメリカの政治において同校の卒業生は絶大な影響力を誇っています。政界以外の分野でも、世界で活躍する多くの著名人を輩出。

また、ノーベル賞をはじめ、フィールズ賞アーベル賞チューリング賞ローズ奨学生マーシャル奨学生など多くの受賞者も。物理、数学の分野では世界トップレベルの研究を行っており、約20名が物理学賞の受賞者です。

 

Michelle Obama(ミッシェル・オバマ)

イリノイ州シカゴ出身。シカゴの高校にて4年間の成績優秀者とし飛び級クラスに在籍。全国優等生協会のメンバーであり、学生会議の会計を務めていました。

1981年に高校を卒業後、プリンストン大学に入学。社会学を専攻し、アフリカ系アメリカ人研究を副専攻。1985年に「Cum Laude(優等)」の成績で卒業しました。

第44代アメリカ合衆国大統領バラク・オバマの妻であり、アメリカ史上初のアフリカ系アメリカ人のファーストレディーを務めたことで広く名が知られるようになりました。

 

Jeffrey Bezos(ジェフリー・ベゾス)

アメリカ合衆国の実業家、投資家、フィランソロピスト。現在は、Amazon.comの共同創設者でありCEO、取締役会長、社長としてその名を馳せています。子供の頃から科学に関心を持ちその才能を発揮。

高校では、優秀な生徒に贈られる「Veledictoriam(卒業生総代)」を務め、ナショナルメリットスカラーシップ、シルバーナイト賞を獲得し卒業。その後プリンストン大学に入学し、学生時代には優秀な工学部生として「Tau Beta Pi(タウ・ベータ・パイ)」にも選出。

宇宙探査、開発のための学生組織のプリンストン支部長を務めました。そして1986年にGPA4.2という優秀な成績を収め卒業。電気工学と計算機科学で学位を取得しました。

 

望月新一(もちづきしんいち)

東京都出身の日本人数学者。父の仕事の関係で5歳で日本を離れ、筑波大学附属駒場中学校時代に1年間日本へ戻った以外はアメリカで育ちました。

1985年にはフィリップ・エクセター・アカデミーを2年で卒業。同年9月にプリンストン大学へ進学。

19歳で学士課程、23歳でフィールド賞を受賞した指導教授Gerd Flatings(ゲルト・ファルティングス)のもと、博士課程を修了しPh.D.を取得。現在は、京都大学数理解析研究所教授。数論幾何学、遠アーベル幾何学専門。

 

最後に

超難関大学の1つである「プリンストン大学」。

合格の門をくぐるためには並大抵な努力では足りません。学年トップの優秀な成績を収め、課外活動でも学校を代表するほどの優秀な実績を残す。

そんな全てにおいて完璧な世界中の高校生たちが「プリンストン大学」の合格を目指して出願します。では、どのようにしてアプリケーションを際立たせることができるのでしょうか。

それは自分が「プリンストン大学」が求める人物像に合致しているということを示すことにほかありません。自分の本当の資質を思い切りぶつけて「プリンストン大学」にチャレンジしてください。

 

ねこ君
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