UCバークレーの偏差値と難易度は?合格率・学費・入試対策を徹底解説

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ねこ君
「UC」ってよく聞くけど、結局なんなんだろう・・?
ねこ君
特に、「UCバークレー」とかはよく聞くよね・・!大学名かな?
にゃんこ先生
University of California(カリフォルニア大学、一般名称 UC)は、カリフォルニア州の州立大学システムのことだよ。
にゃんこ先生
そして、UC バークレーはその高い教育と研究水準で、名門中の名門の大学なんだ!
にゃんこ先生
今回は、UCバークレーの概要から、出願方法までを徹底解説するよ!

 

アメリカの西海岸にある大学は?といえば思い浮かぶ大学の1つでもある「カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)」、略称UCバークレーまたはUCB。カリフォルニア州バークレーにある州立大学です。

バークレーはAppleやGoogleなど、数多くのIT企業が本社を構えるハイテク産業集積地として知られるシリコンバレーにも近く、若い企業家や学生が集まる活気のある街となっています。

そんなバークレーの街の中心に広大なキャンパスを持つ「カリフォルニア大学バークレー校」

10大学からなるカリフォルニア大学システム(University of California : UC)に属しており、アメリカの名門州立大学30大学から成る「パブリックアイビー(Public IVY)」にも名を連ねるアメリカ屈指の名門大学です。

パブリックアイビーの代表格として日本でもよく知られるUCLAと共に、UCバークレーへの入学は最難関。そんなUCバークレーについて紹介しながら、その出願対策について考えていきましょう。

 

⚡️ 30秒でわかる!「世界最強の公立大」UCバークレー
  • 特徴:名実ともに「パブリックアイビー(公立名門)」の筆頭。シリコンバレーに隣接し、ノーベル賞受賞者数は世界トップクラス。研究と革新の聖地。
  • 難易度:日本基準なら「偏差値75〜80」相当(東大・京大の最上位レベル)。留学生の合格率は約5%と極めて低く、世界中から秀才が集まる。
  • 入試の激変:SAT/ACT完全廃止(Test-Free)のため、一発逆転は不可能。「GPA(高校の成績)」とエッセイでの人間力が合否の全て。
  • 費用の現実:公立ゆえに、留学生への奨学金は「ほぼ皆無」。年間約1,300万円を4年間自費で賄う資金力が必須。
  • 結論:「手厚いケア」より「自ら掴み取る力」が試される環境。世界を変える野心がある者には最高の舞台。

詳しくは記事本編で徹底解説!👇

※UCバークレーも所属する、アメリカの優秀な公立大学群「パブリックアイビー」の全体像については、以下の記事で詳しく解説しています。

» パブリックアイビーとは?名門州立大学の学費と難易度を解説

アメリカの名門州立大学:UCバークレーとは

UCバークレー ロゴ

UCバークレーの基本情報と歴史

基本情報

  • 名称: Univerisity of California, Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)
  • 所在地:110 Sproul Hall #5800 Berkeley CA 94720-5800 (UCバークレー Undergraduate Admission)
  • 電話番号:+1 (510) 642-3175
  • 創立年:1868年
  • 学校形態:大学・大学院
  • 学生数:学部生:約33,000名 大学院生:約12,000名(Fall 2023)

歴史

UCバークレーは、カリフォルニア州内に10つあるカリフォルニア大学(UC)の中で最も古い歴史を持つ名門大学です。

1853年にカリフォルニア州オークランドで、当時の教育者であったHenry Durant(ヘンリーデュラント)が私立の「The Contra Costa Academy」を設立し、地元の少年らにリベラルアーツ教育の場を提供。

大学予備校として1855年までに急速に成長を遂げ、College of Californiaと名称を変更しました。

1866年にはカリフォルニア州が農業、工業、機械芸術大学を設立し、1867年にカリフォルニアの知事を務めていたFrederick Low(フレデリック・ロウ)が合併を提案。

 

1868年にカリフォルニア大学の本校として認可され、オークランドにあったCollege of Californiaの施設を利用し開学。1873年には現在のバークレーに大学施設を移動しキャンパスを新設しました。

その後、カリフォルニア州全土にバークレーの分校としてキャンパスを展開。

1919年にはロサンゼルス校UCLAが一大学として運営を独立させ、同時期に他の分校も独自の大学として運営されるかたちで整備が進められ、今日に至るカリフォルニア大学システム(UCシステム)が構築されました。

地球科学の教授らにより西半球発の地震観測所が設置され、これらの地震記録を公開(1887年)、解剖学教授らがビタミンEを共同で発見(1922年)、また第二次世界大戦中には原子爆弾となる多くの元素がバークレーでの研究で発見されるなど、UCバークレーでは幅広い分野において研究に取り組み成果を残しています。

 

UC(カリフォルニア大学)システムとは

カリフォルニア州州立大学 ロゴ

University of California(カリフォルニア大学、一般名称 UC)は、カリフォルニア州の州立大学システムのこと。

カリフォルニア州全土に10つのキャンパスを持つ、世界的にも有名な研究重視の大学群です。

それぞれの大学名は「UC(カリフォルニア大学)」の称号を用いていますが、それぞれが独立に運営されている個々の大学となっています

  • University of California, Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)
  • University of California, Los Angeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
  • University of California, Davis(カリフォルニア大学デービス校)
  • University of California, Santa Barbara(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)
  • University of California, Irvine(カリフォルニア大学アーバイン校)
  • University of California, Riverside(カリフォルニア大学リバーサイド校)
  • University of California, Santa Cruz(カリフォルニア大学サンタクルーズ校)
  • University of California, San Diego(カリフォルニア大学サンディエゴ校)
  • University of California, Merced(カリフォルニア大学メルセド校)
  • University of California, San Francisco(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)

サンフランシスコ校は医学系大学院大学ですが、その他は総合大学となっています。

またサンフランシスコ校を除く9校への出願は、カリフォルニア大学専用の共通願書を通じて行います

 

あわせて読みたい!同じUCシステムの名門校
UCバークレーと並んで「パブリックアイビー」の双璧をなす、ロサンゼルスの名門UCLAについても詳しく解説しています!

» UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の特徴・学費・難易度

 

UCバークレーの特徴と学部紹介

西海岸カリフォルニア州は、日本人にとってアクセスも良く人気の留学先。

そんなカリフォルニア州バークレーの中心地に位置している広大なキャンパスは、学生以外も敷地内を自由に出入りできることから、バークレーの人気観光スポットの1つとなっており多くの観光客が訪れています。

また、キャンパス内にあるバークレーのシンボルともいえる、高さ90メートル以上もあるSather Tower(セイザータワー)からは、サンフランシスコの市街地を見渡すことができます。

 

アメリカにおける研究大学といえば、Ivy League(アイビーリーグ)をはじめとする私立大学の伝統校が中心であるのに対して、カリフォルニア州は10校からなるUCという国際的にも競争力のある州立の研究大学群を確立。

その中でもUCバークレーは、研究・リサーチの分野で抜群の強さを発揮。多数のノーベル賞受賞者を輩出し、また現役受賞者の教授陣が教壇に立つなど、アメリカ西海岸を代表する名門大学の1つとなっています。

 

また、シリコンバレーに隣接していることから多くのIT系企業などから出資を受け研究・開発が行われており、最先端のテクノロジーに触れることができるなど優れた学術環境が整っています。

さらに学業だけでなく、多くのアスリートやメダリストを輩出するなどスポーツも盛ん。

UCバークレーに属するいずれのスポーツチームもCal Golden Bears と呼ばれ競技を行っています。同じカリフォルニアの名門Stanford University(スタンフォード大学)とは長年に渡りライバル関係にあります

 

UCバークレーは、高等教育機関としての大学の使命である優れた人材育成に加え、基礎科学から特徴かつ先端的な研究まで世界の教育研究拠点として幅広い分野において研究に取り組んでいます。

そしてそれら研究成果で裏付けされた専門知識を学生に提供することにより、各分野をリードする知識と能力を身に付け、卒業後には社会に大きく貢献できる人材の育成を目指しています。

 

学部

UC バークレー 学部

世界中から優秀な学生が集まり、高水準の教育が受けられると評判の「UCバークレー」。学部は5つのカレッジと1つのスクールに分かれています。

それぞれの学部では 幅広い分野の学科/専攻が用意されており、自分の興味のある分野から自由に選択し学ぶことができます。

まずはBerkeley Academic Guide(バークレーアカデミックガイド)を利用し、UCバークレーではどのようなプログラムがあるのかチェックしてみましょう。

 

各カレッジとスクールは以下の通りです。

※2023年に新設された「計算・データサイエンス・社会学部」にも注目です。

  • College of Letters & Science(文学・理学部)
  • College of Chemistry(化学部)
  • College of Engineering(工学部)
  • College of Environmental Design(環境デザイン学部)
  • Rausser College of Natural Resources(自然資源学部)
  • Haas School of Business(ハースビジネススクール)
  • College of Computing, Data Science, and Society (計算・データサイエンス・社会学部)
UCバークレーを含むアメリカの大学では、最初の約2年間は文系、理系に関係なく一般教養課程の必修単位をバランスよく履修することが求められ、3年目からは自分の専攻分野を決めることになります。

UCバークレーでは専攻の選択に関して柔軟性があり、異なる分野の専攻を同時に主専攻として修める「ダブルメジャー」や、専攻に加えてさらにもう一つ別な分野を副専攻として履修する「マイナー」と呼ばれる副専攻制度を導入

学生の関心にあわせて主専攻と副専攻を組み合わせ、科目を自由に選択することができるシステムです。

 

「ダブルメジャー」や「マイナー」をとるということは、新しい分野を学びさらなる知識を得ることができるなどメリットも。

しかし、分野の異なる専攻を2つ同時にとることは大変なことでもあります。

学業の負担をあまり大きくしないためにも、興味がある場合にはそれぞれの学部のウェブサイトで詳細を確認、慎重に計画を立てる必要があります。

 

世界大学ランキングとその評価

世界大学ランキング ロゴ
Rank大学名
1オックスフォード大学イギリス
2スタンフォード大学アメリカ
3マサチューセッツ工科大学 (MIT)アメリカ
4ハーバード大学アメリカ
9カリフォルニア大学バークレー校アメリカ

※ THE World University Rankings 2024より抜粋。ランキングは評価機関(QS, US News等)や年度により変動します。

多くの日本人は受験の際に偏差値によって進学先を判断する人が大半ですが、アメリカの大学には偏差値という概念は存在しません

とはいえ、世界には何万という大学、そしてアメリカだけでも4,000校近い大学があります。その中から留学先を決めるのは容易なことではありません。

そんな時に活用したいのが「大学ランキング」

世界大学ランキングから国別大学ランキング、専攻別ランキングなどその種類はさまざま。またその内容も、教育の質から研究実績など評価方法が異なります

 

ランキング、大学名にこだわりを持ち進学先を決めるアメリカ人学生もいますが、ほとんどの学生は大学ランキングをチェックすることなく、それぞれが自ら進学したい大学の条件を決め、自分が行きたいと思う大学を選びます。

が、留学生にとってはどんな大学があるかを調べるためにも大学ランキングは役に立てたいツールの1つ。進学先を決める際の指標として利用することができます。

 

優れた10校の研究大学からなるカリフォルニア大学(UC)は、大学ランキングの順位を大学の目標として設定していないと明言しているものの、各ランキングにそれら名前はランクイン。

その中でもPublic Ivy(パブリックアイビー)の代表格であるUCバークレーは、Times Higher Education (THE) などの主要ランキングにおいて常に世界トップ10の常連であり、世界トップクラスの州立大学といって差し支えないでしょう。

 

にゃんこ先生
UCバークレーのビジネススクールに関して、学費や入学条件を別途まとめたので、MBAに興味のある人は下記を確認してみてね!

» UC Berkeley (Haas) MBAを知る【日本人ブログ+留学情報まとめ】

 

UCバークレーの著名な卒業生

UCバークレーからは化学賞、物理学賞、経済学賞を含む多くのノーベル受賞者や政治家、実業家、さらにはアスリート、メダリストなどさまざまな分野で活躍をしている卒業生を輩出しています。

 

Jaosn Kidd(ジェイソン・キッド)

カリフォルニア州サンフランシスコ出身。元バスケットボール選手。

その才能はキッドが小学生の頃から周囲の関心を惹いていました。高校はカリフォルニア州アラメダにある聖ジョセフノートルダム高校に進学。すぐにチームのエースとして活躍。優秀な成績を残し数々の賞を受賞しました。

高校時代にはカレッジバスケットボール界からの注目の的となり、キッドは多くの名門大学からの勧誘を受けましたがUCバークレーへ進学。

その後はNBAでのプロプレイヤーとして活躍し2013年に引退。プロチームでのヘッドコーチを努め、2019年からはロサンゼルス・レイカーズのアシスタントコーチに就任し現在に至ります。

 

David Wineland(デービッド・ワイランド)

アメリカの物理学者。アメリカ国立標準技術研究所(NIST)の物理計測研究所に所属しています。カリフォルニア州サクラメントにあるEncina High Schoolを卒業を1961年に卒業し、その後はUCバークレーへ進学。

1965年に学士号を取得し、卒業後は ハーバード大学にて研究を続け1970年に博士号を取得。そしてワシントン大学のハンス・デーメルトのグループに所属し、電子トラップとイオントラップの研究をしました。

その後2007年には「アメリカ国家科学賞」、2010年には「ベンジャミン・フランクリンメダル」を受賞。2012年には物理学の分野において重要な発見を行った人物に授与されるノーベル物理学賞を受賞しました。

 

孫正義(そんまさよし)

日本人の実業家、投資家。佐賀県鳥栖市出身。

現在はソフトバンクグループジャパン株式会社代表取締役、ソフトバンク株式会社取締役会長、福岡ソフトバンクホークス株式会社取締役オーナー、アームリミテッド取締役会長、公益財団法人自然エネルギー財団会長を務めています。

 

福岡市の中学校を卒業後、1973年に久留米大学附属高等学校へ入学。高校入学後は夏休みを利用してアメリカ、カリフォルニア州へ4週間の短期留学。

翌年の1974年に日本の高校を中退し、2月再び渡米。Holy Names University(ホーリーネームズ大学)の英語学校(ESL)に入学し、サンフランシスコのセラモンテ高校2学年に編入学。

3,4年生を飛び級し(アメリカの高校は4年制)高校卒業検定試験に合格したため、翌年1975年にホーリーネーム大学へ入学。2年後の1977年にUCバークレー経済学部へ編入。1980年に学位を取得し卒業しました。

 

UCバークレーの学費・留学費用や奨学金

学費と生活費の目安

アメリカの州立大学は、州政府からの財政補助金(州民からの税金)で運営されています。

そのため州立大学は州民を優先し、その州の住民(納税者)か否かにより安い学費を設定。留学生を含めた州外出身の学生には、学費の面で優遇されることがありません。

そのため州外の居住者には、通常の授業料に加え「非居住者追加授業料(Non-Resident Supplemental Tuition)」が課されます。

 

以下は、2025-2026年度の最新データを基にした、キャンパス内の寮(Residence Hall)に滞在する場合の概算費用です。

費目 (Budget Item)2025-2026年度 (概算)
Tuition and Fees (授業料・諸費)$17,478
Non-Resident Supplemental Tuition
(※留学生追加授業料)
$34,200 (est.)
Student Health Insurance Plan (保険料)$4,858
Living Expenses (寮費・食費など)$22,398
Personal Expenses (書籍・交通費・雑費)$7,170
Total Estimated Cost (年間総額)$86,104
(約1,290万円)

※1ドル=150円換算。Non-Resident Supplemental Tuitionは当該年度の規定により変動しますが、約34,200ドルが加算されます。最新情報はCost of Attendanceを参照してください。

 

上記のように、留学生が1年間に必要とする費用は、授業料、寮費、生活費、保険料をすべて合わせると約8万6千ドル(日本円で約1,300万円)に達します。

これはあくまで「試算」であり、個人的な出費(Personal Expenses)の抑え方や、為替レートの変動によって日本円での総額は大きく変わりますが、十分な資金計画が必要不可欠です。

 

留学生向けの奨学金制度

CSUやUCといった州立大学では、アメリカ市民または永住者ではない学生は奨学金制度を利用することができません。

日本人を含む留学生は全額自己負担となり、授業料や生活費を支払うための十分な資金があることを証明する必要があります。

ただし、アメリカ市民以外でも資格のある非市民は、連邦政府(FAFSA)やその他の学生援助を申請することが可能です。日本人向けの留学奨学金制度も確認しておきましょう。

 

にゃんこ先生
日本からの留学生でも使える奨学金を下記でまとめているよ!お金を理由に留学を諦めるな!

 

偏差値は?UCバークレー入試対策のヒントと入学条件

偏差値と難易度レベル

結論から言うと、UCバークレーを日本の偏差値(模試など)に換算することはできませんが、その入学難易度と世界的な評価をあえて日本基準に置き換えるなら、「東京大学や京都大学」などの最難関国公立レベルに相当します。

偏差値で言えば「75〜80以上」の超難関校。

世界大学ランキングでは常にトップ層にランクインしており、日本のトップ大学と比較しても同等、あるいはそれ以上の学術的競争力が求められる環境です。

しかし、ここで注意すべきは「偏差値が高い=テストの点数が高ければ受かる」わけではないという点です。

 

「一発勝負」ではなく「3年間の積み上げ」

日本の難関大入試が「当日の試験一発勝負」で決まることが多いのに対し、UCバークレーの入試(Admissions)はルールが全く異なります。

「勉強ができるのは当たり前」という前提の上で、以下のような違いがあります。

  • 日本:偏差値(ペーパーテストの点数)重視
  • UCバークレー:成績(GPA)+ 人間力(リーダーシップ・課外活動)+ エッセイ

実際に、合格率は約11%台(留学生枠はさらに厳しく5〜6%台)と極めて低く、満点に近い成績を持っていても不合格になるケースは珍しくありません。

これは、大学が求めているのが「テストの達人」ではなく、「コミュニティに貢献し、世界を変えるリーダー」だからです。

 

では、この「東大レベルの難関」かつ「数字だけで測れない審査」を突破するにはどうすれば良いのか。

UCバークレーは「ホリスティックアプローチ(総合評価)」として、以下の3点を重点的に審査します。

  1. 成績(GPA):高校3年間の継続的な努力
  2. 英語力(TOEFL/IELTS):授業についていける基礎能力
  3. 課外活動・エッセイ:数字に表れない個性と将来性

この「戦い方の違い」を正しく理解し、戦略的に準備をすることが合格への唯一の近道です。

具体的な対策(アプリケーション作成法)について、次のセクションから詳しく解説していきます。

*U.S. News & World Report Best Global Universities Rankingsなどを参照

 

にゃんこ先生
海外大学進学って、出願準備から英語試験、奨学金の探し方までやることが多くて迷いやすいよね。
にゃんこ先生
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高校での高成績(GPA)を維持

UCバークレー を含むカリフォルニア大学(UCシステム)では、他の大学と比べても、高い学業成績を示すということを前提に、GPA、その他のテストスコア、課外活動の経験や実績などの面から総合的に入学審査が行われる傾向にあります。

成績は審査の材料の1つに過ぎないとはいえ、多くの出願者の中で卓越した学業成績を示すことは、その先に続く合格選考の土俵に立つ大きな一歩ともいえます。

 

複数の科目で高いレベルのクラスを目指す

AP

アメリカのほとんどの高校ではレベル別にクラスが分けられています(科目による)。一般的にアメリカの高校ではAP(Advanced Placement)が最もレベルの高いクラス。

成績によってクラスが選別され、APクラスに属した生徒のみが毎年5月に行われるAPテストを受験することができます。

 

APは科目別となっており、クラスで学ぶそれぞれの科目の内容は大学1年生レベル。通常コースは1年間で、シラバス(授業計画)に従い授業が行われます。

そして高校卒業までにAPテストを受験して晴れて履修となり、3以上のスコア(5段階評価)で大学の教養課程の単位として認められます。

 

UCバークレーのアドミッションでは、出願者が難易度の高い科目を受講したかどうかを考慮するため、高いレベルの科目を履修し、さらにはよい成績を修めているということを高く評価します。

日本の高校にAPクラスはありませんが、高校で選択できる高いレベルの科目を複数履修することは、成績を考慮する上で他の出願者との差別化のためにも必要なこと。

その点を理解し、高校1年生では大学入試に備えた基礎力を養い、2年生から3年生からは進路に応じたレベルのクラスへ進めるよう、UCバークレー受験に焦点を合わせた実践的な学習計画を立てることが大切となります。

 

競争のスタートラインに立つためには成績を維持

UC バークレー 成績を維持

UCバークレーのアドミッションは高校全学年の成績の提出を求めています。2021年度に入学した学生の平均GPAは3.86-4.00となっており、これは全教科でほぼオールAということを表しています。

入学が難しいといわれるUCバークレーへ出願する学生の成績優秀は当たり前のことなのです。

 

アドミッションでは成績のパターンも考慮。全学年を通してよい成績を収める方が望ましいのですが、スポーツなどを含む課外活動を行いながらの成績維持は容易なことではありません。

常に成績優秀であるということに越したことはありませんが、努力の姿勢も評価の対象。

順位が上がったり下がったりしながらを繰り返しながら最終的には学年順位を上げる、しばらく順位が低迷しながら3年生で大きく順位を上げるなど、全学年を通して成績が向上していれば評価されます。

 

成績を向上させる際には、壁に当たりながらその壁を乗り越えていくスタイルが理想的。逆に3年生に向けて成績が下る、ということだけは避けるようにしましょう。

成績維持のためにも勉強時間の確保を心がけ、学習習慣を確立する努力を続けることが大切です。

 

テストスコア(SAT・TOEFL・IELTS等)の目安

sat

SAT/ACTは「完全廃止(Test-Free)」

かつては必須であったSATやACTなどの標準テストですが、現在、UCバークレーを含むカリフォルニア大学(UC)システム全体で、入学審査においてSAT/ACTのスコアを考慮しない「Test-Free(テスト・フリー)」ポリシーを採用しています。

つまり、SATやACTのスコアを提出しても、合否判定には一切使用されません。

これにより、入学審査では以下の要素がより一層重要視されるようになりました。

  • 高校の成績(GPA)と履修した授業の難易度(AP/IBなど)
  • 課外活動やリーダーシップ経験
  • Personal Insight Questions(エッセイ)

「テストの点数が良ければ成績をカバーできる」ということがなくなったため、高校での日々の授業と成績(GPA)の維持がこれまで以上に重要となります。

※ただし、入学後の英語クラスのプレースメント(クラス分け)等に利用される場合があるため、最新情報は必ずUniversity of California Exam Requirementを確認してください。してください。

 

TOEFL/IELTS

その他、英語が母国語ではない、または英語での教育を3年以上受けていない場合には、英語を母国語としない学生の英語力を測るテストスコアの提出が義務付けられています。

UCバークレーでは、TOEFLは100点以上、IELTSでは7以上のテストスコアを求めています。

 

にゃんこ先生
英語試験対策は留学準備のファーストステップ!独学思考の方は下記も参考にしてね!
ねこ君
講師から教えてもらったり、相談もしながら進められた方が安心だなぁ。。添削とかも必要だよね?
にゃんこ先生
プロの講師からより効率的に学びたい!という方には、TOEFL・IELTSの学習コースも提供しているよ!

 

課外活動でのリーダーシップとコミュニティ参加

UCバークレーでは、「Holistic Review(ホリスティックレビュー)」により出願者を総合的に評価。

成績やテストスコアなどの学問的要素だけではなく、ボランティアやスポーツなどの課外活動の経験、実績からあなたという人物像を探ろうとします。

 

主なホリスティックレビューの基準は以下の通りです。

  • APなどの高いレベルを受講した科目数、およびそれらの成績
  • さまざまな課外活動により実証されたリーダーシップ能力、人格、洞察力、粘り強さ、創造性、責任感など、学業成績の測定だけでは測ることのできない出願者の人物像
  • 大学というコミュニティや学生、教授群との交流などにいかに適応できるか、また出願者のバックグラウンドと多様な経験によるコミュニティへの貢献。
  • カリフォルニア大学がスポンサーとなるEarly Academic Outreach Program (eAoP) (主にアメリカ在住の学生のためのプログラム)に参加後の学業の進歩、またはその成果
  • 芸術やスポーツなどの分野における持続的な活動とその業績。仕事、アルバイト経験。生徒会活動など学校やコミュニティでのリーダーシップ。ボランティア活動。

 

アドミッションは、UCバークレーの優れた教育環境で能力を発揮し、さらには大学へ貢献できる学生を探すためにこれら項目を総合的に評価します。

成績または課外活動での成果は、学生生活、そして将来社会的な成功を収められる学生であるかをアピールする唯一の方法。

大学進学の準備を進めながら、人間としてどう成長したかを示すためにも、早い段階で何をするべきかを選択し努力を続けることが大切です。

 

個人のストーリーを伝えるエッセイ

UCバークレー エッセイ

バークレーを含むUC(カリフォルニア大学)に属する大学では、Personal insight questionsと呼ばれるエッセイを、カリフォルニア大学共通願書でもあるUC (University of California) Applicationを通じて提出。

8つのトピックから4つを選び、それぞれ350文字以内でまとめます。

 

エッセイは、UCバークレーの入学選考プロセスにおいて考慮されるべき重要な位置を占めています。

そのためPersonal insight questionsでは、自分の背景や今までやり遂げてきた事象や挑戦、そして経験などを350文字以内でコンパクトにまとめ上げるだけではなく、エッセイを通じて知性、個性、さらには将来性までを、読み手であるアドミッション担当に伝わるように書かねばなりません。

そのため多くの学生はこのエッセイ作成に過大な時間を費やします。

どの質問を選ぶかは自由。あなたが経験してきたことに最も関連があり、自分が置かれている状況に最も反映しているトピックを選択し、あなたの全てを伝えられるよう完璧なエッセイを提出してください

 

にゃんこ先生
ちなみに、アメリカの大学の受験方法についてはこの記事で解説しているよ!

 

UCバークレーへの出願方法

UCバークレーはUCシステムの1校であるため、入学希望者は一般的な申請ではなく、UC入学ポータルから出願をします。アプリケーションのステップを確認してきましょう。

 

ステップ 1 アカウントを作成

まずはUniversity of Californiaウェブサイトでアカウントを作成します。基本的な情報を入力するだけなので、このステップは数分で手続きが終了。

毎年8月1日には出願する年のアカウントを作成することができます。

 

ステップ 2 UCアプリケーションを記入

アカウントを作成しログインをするとアプリケーションのための入力ページが表示されます。アプリーケーションのための主な項目内容は次の通りです。

  • 名前、国籍、住所、保護者の連絡先などの基本情報
  • どのキャンパスに出願するか(UCバークレーを選択。他のキャンパスにも同時に出願する場合にはここで出願することができます)、および学部/専攻する予定の情報を入力
  • 高校での成績
  • テストスコア
  • 課外活動に関する情報
  • 奨学金の受給資格の有無
  • エッセイ

 

ステップ 3  申請料金の支払いと願書提出

全ての入力が済んだらアプリケーションを提出。11月1日から30日の間であればいつでも提出をすることができます。

申請するキャンパスごとに以下の申請料(Application Fee)を支払う必要があります。

  • アメリカ国内の出願者:$80 / キャンパス
  • 留学生(International Students):$95 / キャンパス

 

ステップ 4  出願後の進捗確認

アプリケーション提出後、申請が受理されると12月上旬に学生ポータルにログインするための情報が記載されたEメールが届きます。

アプリケーションの進行状況やアドミッションからの連絡はMAP@Berkeleyにて行います。

 

ねこ君
UCバークレ!カリフォルニアの名門校で学ぶなんて考えたこともなかったけど、こんな選択肢もあるんだね。チャレンジしてみたいけど、周りに相談できる人もいないから不安。。
にゃんこ先生
安心して、ねこ君。並走型の出願サポートでは、長丁場となる出願のプロセスにメンターがつき、いつ何をすべきか経験者がサポートするよ!もちろん、自己分析から英語試験、出願までワンストップで相談が可能。
にゃんこ先生
まずは無料相談しにきてね〜!

 

UCバークレーへの編入について

学費を抑えられるコミカレからの編入

ここまで高校を卒業後にUCバークレーへ学部入学する方法を解説してきましたが、「英語のレベルに自信がない」「学費が高すぎる」など悩んでいる学生の方もいるかもしれません。

ここで検討したいもう1つの方法で、コミュニティカレッジから「Transfer(編入)」というものがあります。

 

「編入」とは、2年制のコミュニティカレッジを卒業後に4年制大学の3年生として転入するという仕組み。

4年生大学の1,2年生で学ぶ教養科目と専攻基礎科目などを履修し、その単位を4年制大学へ移行し編入することができます。

 

コミュニティカレッジは、アメリカ州政府の支援を受けており、私立、州立大学に比べ比較的安い学費で基礎から一般教養、専門知識などさまざまなプログラムの受講が可能。

そのためアメリカでは多くの学生が、4年制大学でも学ぶ一般教養は学費を抑えられるコミュニティカレッジで、そして編入先の大学で専門分野を学び学位を取得、という選択をしています。

 

コミュニティカレッジからの編入条件

コミカレ編入 メリット デメリット

コミュニティカレッジ(コミュカレとも言う)と地元の大学が編入の協定を結んでいるのが一般的で、ほとんどのアメリカの州立大学はその地域内のコミュニティカレッジからの編入生の入学を優先的に許可しています。

が、優先だからといって誰もが編入できるわけではありません。

 

4年制大学での希望する学部/専攻に編入するためには、コミュニティカレッジでの2年間でどのクラスを受講し単位を取得するか、そして最低GPAはいくつ必要かなど細かく定められています。

コミュニティカレッジからUCバークレーへ編入の際に必要な最低GPAは3.0とありますが、カリフォルニア大学群の中でも入学が難関といわれるUC バークレーやUCLAへの編入を成功させるためにもGPAは最低ラインではなく満点(4.0)を目指すべき

 

コミュニティカレッジから4年制大学への編入出願は、コミュニティカレッジ2年目の秋のため提出するのは1年目の成績。気を抜かずしっかり好成績をキープしておきましょう。

UCバークレーへの編入についての詳細はTransfer Requirementsで確認することができます。

 

にゃんこ先生
いきなりGPA4.0と聞いてびっくりするかも。実は、アメリカでは日本と違うGPAの計算方法がある。詳しくはこちらの記事を参考してね!

» あなたのGPA正しい? 留学のためのGPA計算方法

にゃんこ先生
コミュニティカレッジからの編入についてもチェックしてね!

» 失敗しないコミカレ留学を。コミュニティカレッジ準備の全て

 

UCバークレーに関するよくある質問(FAQ)

Q. UCバークレーに偏差値はありますか?
A. アメリカの大学に偏差値という概念はありません。しかし、その難易度を日本基準に換算すると「偏差値75〜80」程度の最難関国公立大学(東大・京大レベル)に相当します。


Q. 留学生の合格率はどのくらいですか?
A. 全体の合格率は約11%ですが、留学生枠に限ると例年5〜6%前後と非常に狭き門となっています。


Q. 学費は年間いくら必要ですか?
A. 授業料、寮費、生活費を含めると年間約86,000ドル(約1,300万円)が目安となります。留学生は州内学生よりも授業料が高額になります。


Q. 英語力が足りなくても出願できますか?
A. 原則として、出願時にTOEFL 100点以上、またはIELTS 7.0以上のスコア提出が必須です。「条件付き入学」の制度はないため、出願前にスコアを満たす必要があります。

 

最後に

今回は、UCバークレーについての基本情報やアドミッションのプロセスなどを解説してきました。

一般や推薦入試、AO入試など主に数字での結果が比較的短期間で発表される日本の入試とは異なり、多くの書類に基づき数ヶ月をかけて入学審査をするのがアメリカの選考プロセス。

 

それら書類は成績やテストの結果だけに限らず、高校時代に履修した科目や到達度にも深く関連し、さらには課外活動での経験も出願者を人物像を総合的に判断するための要素として重要視されます。

UCバークレーは、毎年多数の入学志望者が応募する非常に競争率の高い大学の1つ。目標をしっかりと持ち、自分が何をするべきかを理解しながら戦略的な受験計画を立てましょう

 

にゃんこ先生
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この記事の著者:Antie やや

タイ在住。語学力を生かし現地でボランティア活動を中心に毎日を過ごす。バンコクでインターナショナルスクールを卒業し、現在イギリスの大学で心理学とマーケティングを学ぶ息子あり。

監修者:ウメンシャン

日中英のトリリンガル・言語オタク。英語圏留学経験なしからIELTS8.0、TOEFL104、GRE322。コロンビア大学・ペンシルバニア大学・ニューヨーク大学・メルボルン大学教育大学院に合格実績を持つ。慶應義塾大学大学院卒。1児の母。

この記事はインターンのLunaによって編集されました。

 

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